
この画像には、南米チリ、セロ・パチョン山に建設され、まもなく本格的な観測をスタートしようとしているベラ・C・ルービン天文台が、夜空の天の川とともに映っています。
天の川は銀河系中心方向が見えています。天の川の左下側には、さそり座のアンタレスも見えています。地平線に近いところでは、大気光が赤や緑で淡く輝いています。大気光は、太陽からの紫外線によって引き起こされる化学反応により、上層大気の原子がかすかな光を発する現象です。
ルービン天文台には口径8.4mの光学赤外線望遠鏡が設置されており、その望遠鏡には32億画素のカメラが搭載されています。そのカメラを使い、遠からず「時空間レガシーサーベイ(Legacy Survey of Space and Time: LSST)」がスタートする予定です。10年間にわたり南半球の空全体を繰り返し撮影し、ダークマターやダークエネルギーの謎に迫ります。
LSSTでは天の川のマッピングも行われます。銀河系内の約170億個の恒星を観測。星やその他の天体の位置、動き、色などを研究することで、銀河の形成と進化をより深く理解することにつながると期待されます。
画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2026年4月22日に「Images of the Week」として公開されたものです。
(参考)
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Image Credit: NSF–DOE Vera C. Rubin Observatory/NOIRLab/SLAC/AURA/H. Stockebrand
(参照)NOIRLab

