東京23区でも導入が検討され始めたごみの有料化。約3年前に多摩地区へ引っ越した私(あひるねこ)は、すでにその洗礼をたっぷり浴びている。
スーパーや100均の袋でそのままごみ出しができた23区時代とは一変。今回は「ごみを捨てるのにお金がかかる」という現実が、私の生活をどう変えたのかをお伝えしたい。
・引っ越して家庭ごみ有料に
今から3年前、杉並区から東京都日野市へ引っ越してきて、一番のカルチャーショックだったのがごみ出しのルールだ。
23区に住んでいた頃は、コンビニやスーパーのレジ袋、あるいは100均で買った安い半透明の袋を使うのが当たり前だった。ごみを捨てることに対して、コスト意識など1ミリもなかったのだ。
ところが、日野市をはじめ多くの多摩地域では、可燃ごみも不燃ごみも「市指定の有料ごみ袋」に入れないと回収してもらえない。しかも、この指定ごみ袋が地味に高い。
日野市では、40リットルの袋が10枚1ロールで800円もする。100均なら1枚10円もしないというのに。引っ越してきた当初は、同じ都内でここまで違うのかと暗澹たる気分になったものだ。
このまま23区時代のように何も考えずに捨てていると、あっという間に袋がいっぱいになってしまうぞ。なんとかして、この有料袋の消費ペースを抑えなくては。
そう考えた私が、現在に至るまでもっとも活用しているのが、スーパーの店頭などに設置してある回収ボックスだ。
・必要性を初めて実感
店舗によってルールは多少異なるが、私がよく行くスーパーでは牛乳パックや食品トレイ、総菜のプラスチック容器、ペットボトルなどをリサイクル用に回収している。
よく考えてみると、23区に住んでいた頃も近所のスーパーにこうした回収ボックスはあった。しかし私は、一度も利用したことがなかった。
むしろ、なぜわざわざ自宅から捨てに来るのだろうと利用者を見て思っていた。当時はその必要性をまったく感じていなかったのだ。
だが、今は違う。食品トレイやプラスチック容器をそのまま有料袋に入れるなんて、そんな貴族のような真似ができるはずがない。もはや札束で鼻をかむに等しい暴挙である。
だから私は、面倒くさがらずにトレイや容器を洗って乾かし、袋に入れて、買い物のついでにスーパーへ持っていくようになった。23区時代の自分には想像もできない生活スタイルである。
他にも、以前なら紙類は問答無用で可燃ごみに出していたが、今は菓子箱や封筒、包装紙など、資源として回収される雑紙は分別するようになった。
たとえばティッシュの箱。昔ならそのまま可燃ごみとして捨てていたが、ビニール部分を取り除けば立派な資源扱いだ。無料で回収してくれるならやらない手はない。
プラ容器だけでなく、こうした紙類も意外とかさばるもの。分別するかしないかで、ごみの量は大きく変わってくるのだ。
