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ウェンバンヤマの“PO新”12ブロックにはゴールテンディングも含まれていた…敵将が審判団へ警鐘「可能性への認識が欠けている」<DUNKSHOOT>

ウェンバンヤマの“PO新”12ブロックにはゴールテンディングも含まれていた…敵将が審判団へ警鐘「可能性への認識が欠けている」<DUNKSHOOT>

現地時間5月4日に行なわれたウエスタン・カンファレンス準決勝、サンアントニオ・スパーズ対ミネソタ・ティンバーウルブズの第1戦は、104-102でウルブズが敵地での接戦を制した。

 第2シードのスパーズにとっては、激しくリードが入れ替わるクラッチゲームでの痛恨の惜敗。大黒柱のヴィクター・ウェンバンヤマは、プレーオフ新記録となる12ブロックに加え、15リバウンド、11得点のトリプルダブルと奮闘したが、オフェンスではフィールドゴール成功率29.4%と苦しみ、8本放った3ポイントは成功ゼロと、不発と呼べる結果に終わった。

「エネルギーの使い方を考えないといけない。コートの片側では大量にエネルギーを使ったが、オフェンス側では、チームの助けになること以外の部分にエネルギーを費やしてしまった。これは自分の責任だ」

 そう反省の弁を口にした22歳のビッグマン。「もう一度試合をじっくり見直して、本当の問題がどこにあったのかを確認したい。(次の試合までの)48時間で、改善点を見つける必要がある」と語り、6日の第2戦では、19得点をあげて133-95の大勝に導いた。
  NBAキャリアで初のプレーオフは、彼にとって学びの連続だ。

 一方、シリーズ初戦で論争となったのは、ウェンバンヤマのブロックについて。ウルブズのクリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)は、試合翌日のメディアセッションで、「そのうちの4本、もしかしたら5本はゴールテンディングだ」と指摘した。

 NBAにおけるゴールテンディングは、以下のいずれかの状況で選手がボールに触れた場合に適用され、認められればブロックは無効。得点が認められる。

・リングへ向かっているボールが下降している時
・ボールが、リングから上に延長される仮想の円柱の中にある時
・ボールがすでにリングに触れた後
・ボールがバックボードに当たった後

 ウェンビーによる“ブロックショー”は、試合開始直後の、テレンス・シャノンJr.への2連続ブロックから始まった。

 このうち最初の1本はスローで見ても、ボールがまだ上昇している最中にブロックしている。しかし2本目は、シャノンJr.のレイアップはバックボードに当たっており、その後ウェンバンヤマがボールに触っている。よってこれは、ゴールテンディングだったと言える。

「仮に(ゴールテンディングが)4本あったとして8点。NBAの試合における8点がどれだけ価値があるかわかるだろう?莫大だ」 最終的にウルブズが勝ったからよかったものの、僅差で負けていたら、フィンチHCのフラストレーションはさらに大きかったことだろう。

 いずれにしても、ウルブズ指揮官による次のような“警鐘”は、審判団の頭の片隅に刻まれたはずだ。

「身長7フィート6インチ(228.6cm/登録上は7フィート4インチの224cm)という、世代を代表するショットブロッカーが、あらゆるボールに飛び込んでくる。それなのに、こうしたブロックがゴールテンディングになり得るという可能性への認識が欠けている」
  ちなみに、ウルブズとスパーズによる今シリーズは、フランス代表の先輩・後輩であるルディ・ゴベアvsウェンバンヤマのセンター対決であることも話題となっている。試合の翌日、弟分のゴールテンディング疑惑について聞かれたゴベアは、笑いながらこんな自虐的なジョークをかましていた。

「自分もこんな扱いを受けられたらな、って思うよ」

 審判からの厳しいジャッジに抗議してはたびたび罰金を喰らっているゴベアにとっては、まさにリアルな心境の吐露という感じだが、この騒動は、はたしてブロック王ウェンバンヤマへの牽制になるだろうか。

文●小川由紀子

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配信元: THE DIGEST

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