ワールドシリーズ(WS)3連覇に向け、今季もナ・リーグ西地区首位を走るロサンゼルス・ドジャース。史上最高選手との呼び声高い大谷翔平をはじめ、元シーズンMVPのフレディ・フリーマンとムーキー・ベッツ、サイ・ヤング賞2度の左腕ブレイク・スネルなど、ビッグネームが揃う。
これらの選手は今後さらにリングを獲得すれば、殿堂入り候補にも名前が挙がると見られる。そんな中、米スポーツ専門メディア『The Athletic』のジェイソン・スターク記者が昨年7月に殿堂入りの可能性があると指摘したのが正捕手ウィル・スミスだ。
現地5月5日、この考えを紹介したロサンゼルス・ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』はスミスの殿堂入りの可能性について改めて考察を行なった。
同メディアは、現在31歳のスミスが3年連続のオールスター選出(直近2回は先発)、3回のWS制覇と個人、球団両方で成功を収めてきたと主張。通算131本塁打、458打点と「殿堂入り選手としても速いペース」で打撃成績を積み上げているとした。
さらに、次回の殿堂入りが有力視されているバスター・ポージー(元サンフランシスコ・ジャイアンツ)と比較。ポージーは12年のキャリアでオールスター7回、WS制覇3度、新人王、シーズンMVP、ゴールドグラブ(GG)賞、シルバースラッガー(SS)賞5度と輝かしい功績を持つ名捕手だ。
スミスは新人王やシーズンMVP、GG賞、SS賞には輝いていないものの、今季8シーズン目にしてWS制覇数はポージーと同数、オールスター選出もドジャースとの長期契約を考慮すると上回る可能性があると同メディアは説いている。
またスタッツを比べると、ポージーの753試合(7シーズン)出場で850安打、打率.310、出塁率.375、長打率.484、OPS.859、bWAR29に対して、スミスは現在752試合で689安打、打率.264、出塁率.358、長打率.473、OPS.831、bWAR23.4とやや劣っている指標が多い。しかし、ポージーの102本塁打、447打点に対しては、131本塁打、458打点と上回っているものもある状況だ。
直近では2024年にジョー・マウアー(元ミネソタ・ツインズ)が捕手として殿堂入り。個人としては15年のキャリアで首位打者3回、シーズンMVP1回、GG賞3回、SS賞5回に輝いている。球団の成績としては、地区優勝は6度達成しているものの、WS制覇はおろか、リーグ優勝の経験もない。有資格初年度で受賞しており、得票率は76.10%(受賞基準は75%)。
スミスは昨季、リーグ2位(400打席以上)の出塁率.404を記録したほか、WS第7戦では延長11回に決勝弾を放つなど、チームに欠かせない存在となっている。王朝を支える“扇の要”のキャリアは、クーパーズタウンに相応しいのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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