日本人投手の評価が失墜しまいかねない状況である。メジャーリーグではナショナル・リーグ地区シリーズ第2戦が10月6日に行われ、カブス・今永昇太投手がブリュワーズ相手に先発登板したが、2回2/3を5安打4失点で降板した。8月からの登板からなんと11試合連続で本塁打を浴び、後半戦は22被本塁打でメジャーワーストと、一発病に悩まされている。
大リーグ経験者が分析する。
「今永は性格が良く、チームに溶け込み、メジャー向きの選手なのですが、このところ研究されてしまっています。今永の直球は145キロほどで、スイーパーもメジャーでは制圧できるほどのクオリティーはありません。このまま右肩下がりで日本に戻ることにならなければいいのですが…」
今季は9勝8敗という成績で、他の日本人投手も大きな成績を残せていない。エンゼルスの菊池雄星は7勝11敗、メッツの千賀滉大は7勝6敗、オリオールズの菅野智之は10勝10敗、パドレスのダルビッシュ有は5勝5敗、パドレスの松井裕樹、ナショナルズの小笠原慎之介は中継ぎに回ってあまりいい数字は残せないまま、今シーズンを終えている。
「貯金を作れない投手ばかりで、日本人選手のパフォーマンス評定がだいぶ落ちていますね。ドミニカやベネズエラといった中南米選手に比べて見劣りしてしまい、日本のレベルに疑問符がつけられるようになってきた。活躍できている山本由伸と大谷翔平は、日本人選手の評価をすごく上げてくれていますが…」(前出・大リーグ経験者)
青柳晃洋、有原航平、上沢直之、藤浪晋太郎らもマイナーに落ち、トラウマ級の体験をして早々に帰国した。来年は日本投手の業績評定を上げられるだろうか。
(板垣流星)

