Bクラスに低迷するDeNAが、ある左投手の強奪作戦を検討し始めているという。スポーツ紙プロ野球担当デスクが明かす。
「ナショナルズのマイナーリーグでプレーする、元中日・小笠原慎之介の獲得を視野に入れているそうです。史上最悪といえるスタートを切った古巣も復帰を模索しているようですが、現在のDeNAはなりふり構ってはいられない状況ですからね。マネーゲームも辞さないと思います」
小笠原は神奈川県生まれで、東海大相模出身だ。中日時代の9年間で46勝(65敗)で防御率3.62の実績がある左の先発投手。スポーツ紙遊軍記者は、DeNAが獲得を目指す事情を解説する。
「阪神から奪ったジョン・デュプランデエが4月20日に上半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消されている状況に加え、新外国人オースティン・コックスが左ひじ内側側副靭帯のインターナルブレース術を受けて、今季絶望になりましたからね。大貫晉一もいませんし。阪神、ヤクルト、巨人を追撃するにはどうしても、先発の頭数が足りない。そこでアメリカでくすぶっている小笠原に、白羽の矢を立てようということです。首脳陣は早急な補強を目指しています」
このままなら契約延長どころか事実上の戦力外に
現在、小笠原は苦しい状況に追い込まれている。今季は春季キャンプに招待選手として参加したが、メジャーのロースターには残れず、開幕を2Aハリスバーグで迎えた。4月中旬には一度、3Aロチェスターに昇格したが、4月30日に再び2Aに舞い戻っている。メジャー復帰の道は見えていない。
長年、メジャーを取材するスポーツライターは、
「小笠原は今季が2年契約の最終年ですが、このままなら契約延長どころか、いつDFA(事実上の戦力外)になっても不思議ではありません。小笠原は2年総額350万ドルと格安ですからね。ナショナルズにためらいはないと思います」
小笠原はアメリカでのプレーにこだわりがあるようだが、マイナー契約でも獲得しようという球団はなかなか現れないだろう。現役続行には日本球界への復帰以外に、道は残されていない。
(阿部勝彦)

