
アイドルグループ・高嶺のなでしこが5月6日に、東京国際フォーラム・ホールAにて2月からスタートしたツアー「高嶺のなでしこ Live Tour - Bouquet of 9 Flowers -」ファイナル公演を開催した。また本公演で初披露した新曲「生きてりゃいい」のミュージックビデオティザー映像が公開された。
■9人のメンバーそれぞれをイメージした花を抱えて登場
暗転した会場に「Overture」が響くと、メンバーがそれぞれをイメージした花を抱えて登場。ライブは「花は誓いを忘れない」から幕を開け、9人の歌声が、ライブの始まりを告げる決意のように会場中に響き渡り、色とりどりのペンライトが会場中で揺れた。
続けて、高嶺のなでしことファンのつながりを感じさせる「アイドル衣装」、デートを楽しむ女の子のドタバタストーリーが表現された「メランコリックハニー」、そして人生をポジティブに祝福するような「ライフクエスト」、さらに恋のときめきをストレートにつづる「初恋のこたえ。」と、たかねこによる様々な楽曲の魅力が会場中に熱気を生んでいく。
松本ももなが「ここまで一緒に走ってきた大切なメンバーと、大好きなファンの方たちのおかげで今この景色が見られています」と感謝の気持ちを告げると、東山恵里沙は「高嶺のなでしこが、HoneyWorksさんに初めていただいた曲です」と紹介し、「女の子は強い」を披露。女の子が恋をしたときの強さを表現し、横並びのダンスではエアギターを披露する。

■メンバーそれぞれの魅力にフォーカスしたセットリストを展開
中盤では、今回のツアータイトル「Bouquet of 9 Flowers」が示す通り、メンバーそれぞれの魅力にフォーカスするセットリストを展開。
まず東山恵里沙にスポットが当たり、「みなさん、たかねこちゃんのこと好きですか?私たちもみんなのこと大好きだよ。初めて出会ったときのことを忘れずに大切に歌います」と、「僕は君になれない」を歌い始める。
続いて星谷美来がセンターに。「みんな私たちに会いたかったよね」という問いに会場からは大歓声が起こり、「病名恋ワズライ」を披露。間奏では星谷がメンバーひとりひとりの横に移動しながら、ともにポーズを決めてまわる。
さらに、メンバーが一度舞台を去るなか、ステージには葉月紗蘭の姿が。葉月はステージセンターで、スタンドマイクを前に朗読。変わらない毎日を過ごしていた自分。誰かに合わせるだけの日常。閉ざしていた感情。けれど「言葉にできない気持ちが、静かだった私の世界を変えようとしている」と、心の内に秘めた想いを届け、再び9人がそろうと「乙女どもよ。」を歌い、曲終わりに「さあ次のページへ」と葉月が告げ、手にしていた本を閉じる。
次に日向端ひながセンターに立ち、一人芝居を披露。コミカルな演技、コメディエンヌ的な表現力で会場を魅了する。そこからの「男の子の目的は何?」では、青春時代のドギマギをフレッシュに表現してみせる。
続いて、松本ももなが、白いチェアを用いたソロダンスを披露。しなやかな動きに観客の視線を引き寄せ、ダンスの優美さに松本の魅力の一端が表れる。そして全員がステージに戻り「初恋のひと。」が始まると、歌つなぎに合わせて会場からのメンバーコールも最高潮に達する。
そして楽曲は、「推しの魔法」へ。この曲のメインとなる城月菜央は「これからみんなの元に行っちゃうよ!」と、ステージを下り客席フロアを縦横無尽に駆け回るサプライズ。
続いて、涼海すうがセンターに立つ「ヒロインは平均以下。」を歌唱。アップテンポで駆け抜けるこの曲でのソロダンスでも観客を魅了する。
そして、ヘヴィなサウンドが響き、籾山ひめりがキレのよいダンスを披露。その力強い動きにどよめくような声があがり、ほかの8人も加わりダンスパフォーマンス。楽曲は「決戦スピリット」。客席の特大のコールにも籾山は「まだ足りないよ、ついてこい!」とさらに煽動。たかねこの持つ絶対的な「強さ」を表現した。
その「強さ」のバトンを受け取るのは橋本桃呼。彼女自身によるナレーションが、「アイドルって何を見せる仕事?悔し涙は偶像には必要ない?」と自問。「この世界は嘘でできている。それでも私はここにいる」と告げる。そのモノローグをコンテンポラリーダンスでメンバーたちが表現。内省的な世界へ引き込み「この世界は嘘でできている」を披露する。
こうして、本ツアーならではの演出で、9人9様の魅力が大いに表現された。

■ファンとゼロ距離で歌を届けるサプライズ演出
ライブ後半には「撮影可能タイム」として2曲を披露。国内初披露の楽曲となる「私は、わたしの事が好き。」を歌い、「(メンバー全員が)みなさんの近くに行っちゃいます!」と、客席に9人が散らばりながら「可愛くてごめん」をパフォーマンスし、ファンとゼロ距離で歌を届けるサプライズとなった。
そしてまたステージに戻り、終盤のラストスパートへ。「世界は恋に落ちている」、「誇り高きアイドル」でのパフォーマンスでは、このツアーを経て、メンバー9人それぞれに新たな自信が芽生えたことを感じさせる、迷いのないステージングを披露。そして「恋を知った世界」では、強さだけではない、繊細な感情を歌に込める表現力でも進化を感じさせた。
ラストは「9人のメンバーと、皆様で作ってきたこの花束、最後に聴いてください」と東山が告げ「I'M YOUR IDOL」を会場に力強く響き渡らせた。

■“エースコックはるさめ”とのタイアップ曲「生きてりゃいい」を初披露
アンコールの「たかねこコール」が響くなか、スクリーンに「エースコックはるさめ×高嶺のなでしこキャンペーン」の映像が流れ、そのままタイアップ曲「生きてりゃいい」を初披露。本楽曲は、5月13日(水)から配信リリースされることも告知され、さらに会場は盛り上がりを見せた。
さらに、7月12日(日)に全19組が出演する「たかねこフェスvol.6 〜サマーセッション〜」がEX THEATER ROPPONGIにて、8月6日(木)には「高嶺のなでしこ 4周年 Special Live」がKT Zepp Yokohamaにて開催。また、8月7日(金)には「4th ファンミーティング」がヒューリックホール東京で行われることも発表された。
祝祭ムードあふれるエンディングのなか、さらなるアンコール曲として「ファンサ」、そして最後は高嶺のなでしこの代表曲「美しく生きろ」を披露。ステージと客席で高まっていく歌声と歓声が響き合った。「アイドルよ!」と問いかける歌声には9人の確信がにじみ、1本のライブのなかで“高嶺のなでしこ”というグループの、進化の軌跡を表したライブとなった。


■「高嶺のなでしこ Live Tour - Bouquet of 9 Flowers -」
◇5月6日(水)◇東京国際フォーラム・ホールA
<セットリスト>
M00.Overture
M01.花は誓いを忘れない
M02.アイドル衣装
M03.メランコリックハニー
M04.ライフクエスト
M05.初恋のこたえ。
M06.女の子は強い
M07.僕は君になれない
M08.病名恋ワズライ
M09.乙女どもよ。
M10.男の子の目的は何?
M11.初恋のひと。
M12.推しの魔法
M13.ヒロインは平均以下。
M14.決戦スピリット
M15.この世界は嘘でできている
M16.私は、わたしの事が好き。
M17.可愛くてごめん
M18.世界は恋に落ちている
M19.誇り高きアイドル
M20.恋を知った世界
M21.I'M YOUR IDOL
~アンコール~
EN1.生きてりゃいい
EN2.ファンサ
EN3.美しく生きろ


