
サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」の第7回が、5月7日に配信された。前回に引き続き“ポジション評価”の後半戦で、練習生たちはボーカル、ラップ、ダンスそれぞれの武器を磨きながら、自分たちらしいステージ作りに挑戦。総合優勝チームに与えられる、5万票のベネフィットを懸けた戦いの行方に大きな注目が集まった。(以下、ネタバレを含みます)
■釼持吉成が感極まり涙…圧巻のステージ披露
「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」は、国籍や出身地を問わず(一部地域を除く)全世界から集結した参加者が競い合う、シリーズ初のグローバルオーディション。練習生がダンスや歌唱などのさまざまなミッションを行い、100%視聴者の投票によってデビューメンバーが決まる。
番組の規模が日本国内から世界へと拡大され、シリーズ初の「全世界配信」および「全世界投票」を実施。国民プロデューサー、SEKAIプロデューサーら世界中の視聴者が見守る中で、新たなグローバルボーイズグループの誕生を目指す。
「ポジション評価」後半戦は、釼持吉成(KINARI)が率いるJO1「BE CLASSIC」チームのステージ。クラシック調のサウンドとパワフルなダンスを融合させた難度の高い楽曲に挑戦する中、チームは振り付け構成に苦戦する。倉橋吾槙(GOTEN)は「焦りがすごかった」「正直めちゃくちゃ楽しくなかった」と本音を漏らす場面もあった。
しかし、釼持が「コレオグラファーよりも、“この人とステージを作りたい”と思ったメンバーを集めた」と打ち明けると、徐々にチームの空気は変化。ダンスに苦手意識を抱えていたカク・ドンミン(DONGMIN)も、釼持や倉橋のサポートを受けながら成長していく。
仲宗根梨乃のレッスンでは「お互いの武器を伝え合って」という言葉をきっかけに、メンバー同士が照れながら褒め合った。そんな様子に仲宗根も思わず涙を浮かべ、「このメンバーでできるのは最後かもしれない。伝説残せ」と、熱い言葉を送った。
本番では、クラシカルな世界観の中に色気とキレを感じさせる圧巻のステージを披露。パフォーマンス後には、感極まった釼持が涙を流し、別室で見守るボーカルトレーナーのKevin Wooからは恒例になりつつある「ティッシュプリーズ」の“名言”も飛び出した。投票結果は1位が釼持、2位が岡田侑磨(YUMA)、3位がドンミンという結果となり、互いを抱き締めながら健闘を称え合った。
■INI“先輩”からの特別レッスンも「もっと自由に使って」
続いて披露されたのは、田中蒔(MAKI)率いる「My Grandfather’s Clock(大きな古時計)」チーム。日本では平井堅がカバーしたことでもおなじみの同曲をサンプリングし、英語詞、アドリブハーモニー、生演奏などを取り入れた完全セルフプロデュースのステージを作ることに。
チームの中心となったのは音楽センスあふれるアダム・ナガイ(ADAM)。課題曲を聞いた瞬間から「新しいことができそう」と目を輝かせ、深いメッセージを込めた歌詞制作にも意欲的に取り組んだ。板倉悠太(YUTA)のピアノ生演奏も加わり、温かくも完成度の高いステージへと仕上がっていく。
また、“101 SPECIAL BUDDY”であるINIの池崎理人、高塚大夢による特別レッスンでは、「ステージをもっと自由に使って」と演出面でのアドバイスも。練習生たちは“先輩”に教わったノウハウを取り入れながら、観客と一体になるパフォーマンスを作り上げた。
本番では、生演奏から始まるステージに会場から大きなどよめきが。アダムの伸びやかな歌声、アーチャー・ウイ(ARCHER)のラップ、観客を巻き込む一体感に、仲宗根も「変な鳥肌が立ってる」と大興奮。
結果はアダムが1位、アーチャーが2位となり、前回のグループバトルでは河合晃誠(KOSEI)を相手に1票しか獲得できず、苦い経験をしたアダムは「同じ“1”という数字でも前回とは意味が違う。チームみんなのおかげ」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
終始穏やかな空気感をまとっていたこのチームに、SNS上では「平和過ぎて無意識にずっとニコニコしてた」「癒やし空間過ぎる」という声が続出し、アダムの美声にも「アダムというとんでもない逸材がこのオーディションに参加していることに大感謝」「心を奪われた」と称賛の投稿が相次いだ。

■小笠原ジュゼッペ慧、センター兼振り付けの“ハードワーク”に挑む
一方、ちゃんみなの「WORK HARD」に挑んだチームは、小笠原ジュゼッペ慧(GIUSEPPE)がセンター兼振り付けを担当。横山奏夢(KANAME)や濱田永遠(TOWA)など、ラップが得意なメンバーが集結し、最強のラップチームを目指した。
各メンバーが自身の思いをリリックに込める中、横山は「一緒に戦ってきた仲間が脱落していった思いも背負っている」と吐露。その思いを英語、日本語、韓国語のリリックに込めた結果、ラップトレーナーの安達祐人からも「ジュゼッペの多言語ラップが本当にうまかった」と高く評価された。
西崎柊(N.SHU)が提案した“和太鼓”演出を巡って意見がぶつかる場面もあったが、最終的にはチーム全体でアイドルらしさとのバランスを模索。激しくクールなラップステージで観客を魅了した。結果は濱田が1位に輝き、小笠原は「センターも振り付けもやったのに1位を取れなかった」と、悔しさをにじませた。
柳谷伊冴(ISSA)率いるチームは優里の「ベテルギウス」を披露。チーム結成当初は沈黙も多く、柳谷自身も「人に心を開くのに時間がかかるタイプ」と不安を抱えていた。
最初のメンバー決めの際、リュウ・カイチ(KAICHI)は、柳谷が自分を選んだことを喜んでいないと思い込み、発言を控えていたことが発覚。チーム内での話し合いを経て誤解が解けると、チームの空気は一変した。ボーカルトレーナーの川畑要から「情熱を持って歌ってほしい」と助言を受けたメンバーたちは、他チームの矢田佳暉(YOSHIKI)や杉山竜司(RYUJI)ら、歌唱力に定評のある練習生たちの表現も研究しながら完成度を高めていく。
さらに、トレーナーのKevinから「誰かを思い浮かべながら歌って」とアドバイスを受けると、イ・ヒョンジェ(HYUNJAE)は、共に練習しながら脱落していった仲間たちを思い涙。その思いを乗せた本番の歌声は観客の心を揺さぶり、会場では涙を拭う人の姿も多く見られた。
彼らのパフォーマンスをモニターで見ていた大林悠成(O.YUSEI)も「アンコールって言いたくなる」と絶賛。1位はヒョンジェ、2位は柳谷という結果になり、ヒョンジェは涙ながらに「うれしいけど、みんなと一緒に上がりたい」と語った。
■“アベンジャーズ”への歓声にトレーナーも驚き「デビューした人たちみたい」
そしてラストを飾ったのは、加藤大樹(K.DAIKI)がリーダーを務め、ランキング上位のメンバーが集まる“アベンジャーズ”チーム。楽曲はボーカル、ラップ、ダンスという全てのスキルが求められるZEROBASEONEの「Doctor! Doctor!」だ。
加藤、矢田、オ・シンヘン(SHINHAENG)、パク・シヨン(SIYOUNG)ら上位練習生がそろったチームということで、トレーナーたちからも大きな期待が寄せられていたが、最初のボーカルレッスンでは、Kevinから「期待していたけど、チームワークがそろっていない」と厳しい評価が。特に高音パートに苦戦するシンヘンは、涙を流しながら練習を重ねていた。
そんな中、INIの尾崎匠海、高塚、藤牧京介が特別レッスンに登場。高音パートの裏声に悩むシンヘンは、藤牧から「地声で出せるなら無理に裏声じゃなくてもいい」というアドバイスを受け、少しずつ自信を取り戻していく。
本番では、ステージに登場するなりひときわ大きな歓声が上がった加藤らのチームに、ダンストレーナーのKAITAは「デビューした人たちみたいになっている」と驚嘆。
誰もが彼らのパフォーマンスに心を躍らせる中、甘く溶けるような歌声、優しさを感じさせるラップ、完成度の高いダンスで観客を魅了し、“アベンジャーズ”の称号にふさわしい完成度の高いステージを披露した。SNSでも「永遠にリピ確定」「歓声すごかったし、もう完成されてるアイドルグループだった」「これもうデビューしてるでしょ」と絶賛の声が相次いだ。
結果は1位が加藤、2位がシンヘンとなり、加藤は「チームワークの大切さをあらためて学んだ。個人ではなく、グループとして見せる意味を感じた」と語った。
この回の最後には、5万票のベネフィットが与えられる総合優勝チームも発表。集計の結果、妖艶かつエモーショナルなステージで観客を魅了したImagine Dragons「Natural」チームが1位と発表された。
これにはメンバーたちも感涙で、小林千悟(CHISATO)は「総合優勝を目指してきた」と語り、安部結蘭(YURA)は「グループバトルで負けた悔しさがあった。千悟くんが選んでくれたこの作品に、その気持ちを全部ぶつけられた」と、率直な今の心境を明かした。
それを受けて優勝チームのメンバー全員に5万票ずつが加算され、加算後の総合順位では浅香孝太郎(KOTARO)が1位、チェン・リッキー(RICKEY)が2位に躍進。3位には安部が入った。
「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」は、毎週木曜夜9:00からLeminoで新エピソードを配信中。
◆文=neneko
※高塚大夢の「高」はハシゴダカが正式表記
※池崎理人、西崎柊の「崎」はタツサキが正式表記

