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【今さら聞けないサッカー用語:デザインされた】偶然では成立しない。細部までこだわったプレーを落とし込む

【今さら聞けないサッカー用語:デザインされた】偶然では成立しない。細部までこだわったプレーを落とし込む


 聞いたことはある、何となく意味も分かる。でも、詳しくは知らない。そんなサッカー用語を解説。第39弾は「デザインされた」だ。

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 言葉の通り、偶然ではなく、チームとして意図的に準備したプレーを指す。試合中に生まれた攻撃や崩しに対して、「そこに狙いがあったのか」や「事前に設計されていたのか」を説明する際によく使われる。

 流れの中で使われる場合、たとえば相手のプレッシャーをある方向へ誘導し、逆側や背後のスペースへ展開するビルドアップやサイドで三角形を作りながら崩す連係などが、デザインされた攻撃と表現される。選手個人のイメージや感覚だけではなく、チームとして「相手がこう来たら、ここを使う」のような共通理解があるからだ。

 この言葉が最も使われるのは、CKやFKなどセットプレーの場面。配置を整えた状態からリスタートをするため、練習やミーティングで仕込んだ意図を反映しやすい。だからこそ、デザインの有無が結果に直結しやすいのだ。
 
 たとえばニアサイドへ走る選手で相手の守備を引きつけ、その背後へ別の選手が飛び込む形。あるいは、ブロック役が相手の動きを止め、ターゲット役をフリーにする動きなどは、偶然では成立しない。

 誰がどこへ走り、どのタイミングで動き出すのか。相手がマンツーマンなのかゾーンなのかによって、どう崩すのか。そうした細部まで含めて事前に準備されたプレーをデザインされたセットプレーと呼ぶ。

 現代サッカーでセットプレーは単なるオプションではなく、勝敗を左右する重要な要素になっている。特にワールドカップのような大会では、流れの中で互角だったとしても、1つのセットプレーで試合が決まるケースは少なくない。

 そのため、各国代表チームも専門スタッフを置き、細かな設計と再現性の向上に力を注ぐ。最近、話題のロングスローもデザイン力が鍵を握るプレーの1つだ。

 北中米ワールドカップを戦う日本代表でも、前田遼一コーチが攻撃のセットプレーを担当している。現役時代にA代表やJリーグで得点を量産したストライカーは、森保ジャパンの設計者として、得点力の向上を支える存在だ。

 日本は、アジア予選で何度もセットプレーから得点を記録していた。本大会でも重要な得点が期待される。

文●河治良幸

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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