
ウルスラが描いていた絵は…『魔女の宅急便』場面写真 (C)1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N
【画像】え、「ほぼ同じだ」 コチラが『魔女宅』ウルスラが描いた絵の「元ネタ」です
「ジブリ」の表記がある場面も
2026年5月8日(金)、金曜ロードショーで『魔女の宅急便』が放送されます。「何度も見ているのに絶対また見ちゃう」という人は多いでしょう。そこで、きっと誰かに教えたくなる「魔女宅トリビア」をたくさん用意しました。ぜひ、映画を見ながらチェックしてください。
主人公「キキ」が旅立つとき、木に結ばれた鈴が鳴るのは、原作者のアイデア
原作は同名の児童文学で、作者は角野栄子さんです。映画の冒頭で主人公「キキ」が家から旅立つシーンで「木に付いている鈴を鳴らしてほしい」と角野さんから要望されたといいます。
少年、「トンボ」はモテる男の要素が詰まったイケメン
スタッフがモテる男の要素を協議し、「1・頭が良い、2・性格が明るい、3・ちょっと不良っぽい」と決定しました。その象徴がトンボです。
キキが、「おソノさん」からコーヒーをもらうシーンは、英語版の映像ではホットチョコレートに変わっている
こうなった理由は、英語圏では子供がコーヒーを飲む習慣がないからだそうです。
キキと、絵描きの「ウルスラ」の声優は、どちらも高山みなみさん
後半、ウルスラの家でふたりが会話するシーンがありますが、この演じ分けが素晴らしく、大きな見どころです。ただし、作中で「ウルスラ」という名前は一度も出てきません。ちなみに、ウルスラのモデルは歌手・俳優の今井美樹さんという説があります。
ウルスラがキキを描いた絵の秘密
そのウルスラが描いた絵は、八戸市立湊中学校養護学級の生徒が実際に描いた「虹の上を飛ぶ船」シリーズの「星空をペガサスと牛が飛んで行く」という作品を写真に撮り、宮崎監督がキキを書き加え、美術の男鹿和雄さんが油絵タッチに仕上げたものです。
作中に登場するジブリの表記
まず、キキがコリコの街に着いて、ぶつかりそうになるバスのボディに「STUDIO GHIBLI」
と書いてあります。一瞬です。また、キキが2階でホットケーキを作るシーンで、椅子にある箱にローマ字で「JIBURI NO HOT KEKI(ジブリのホットケーキ)」と書いてあります。
キキが乗っていた赤い路面電車
こちらの電車には、「KUMADEN II」と書いてあります。これに対して熊本電気鉄道がジブリ側に「熊電がモデルか?」と問い合わせたものの、「公式発表はされていない」と回答されたそうです。スタッフの趣味だと推察されています。
映画の終わりどころのアイデア
本作は、キキが老婦人からケーキを受け取ったところで終わる案も検討されたそうです。ただ、宮崎監督のアイデアが膨らんで、最後の飛行船パニックシーンが生まれました。物語の流れから突出するので、老婦人からケーキをもらって終わりにする案を推すスタッフも多かったといいます。
キキとトンボが喝采を浴びるシーンに出演者が勢ぞろいしている
クライマックスでは、飛行船事故が起きるも、キキがトンボを助けました。地上に戻ってきた際の町の広場にいる人々を見ると、街に来て最初に話したおばさん、キキを注意した警官、ウルスラ、「ニシンのパイが嫌い」と言った孫娘を含むトンボの友達などがいます。舞台の最後のあいさつのようなものでしょうか。
監督の出演
クライマックス付近で街灯テレビに群衆が群がる場面を見ると、黒縁メガネを掛けた宮崎駿監督が、画面右上にいました。監督に内緒で、スタッフがこっそり仕込んだと思われます。
最後にひとつトリビアを言うと、エンディングの最後の最後にキキが乗っているのは、ホウキではなくデッキブラシです。こちらは、コアなファンのあいだではよく知られるネタなので、見付けながら映画を楽しんでみてください。
※参考資料:「魔女の宅急便 ロマンアルバム」(徳間書店)、「魔女の宅急便 KIKIS Delivery Service アニメージュ特別編集ガイドブック」(徳間書店)
