
“K-POP第2世代”の6人組ボーイズグループ・2PMが、5月9日(土)と10日(日)に東京ドームにて、日本デビュー15周年記念コンサート「2PM JAPAN 15th Anniversary Concert“THE RETURN”in TOKYO DOME」を開催。その2日目となる5月10日(日)の公演の模様が、動画配信プラットフォーム・TELASA(テラサ)にて独占完全生配信される(昼2:00~ ※公演開始は昼3:00)。本記事では、2PMと彼らのコンサートの魅力について解説していく。
■元祖・「チムスンドル(=野獣アイドル)」
2PMは、J.Y.Parkのプロデュースで、2008年9月に「10 out of 10」で韓国で正式デビュー。グループ名は「1日の中で最も活動的な午後2時に聴きたい音楽」というコンセプトから付けられた。
当時では珍しかったタンブリングを取り入れたパフォーマンスや、高身長&鍛え上げられた肉体美でたちまち大人気に。ワイルドで色気漂う「チムスンドル(=野獣アイドル)」というジャンルを確立した。
■それぞれ個性的な6人のメンバー
メンバーは、圧倒的な歌唱力と抜群の作詞・作曲のセンスで音楽活動に邁進するJUN. K(ジュンケイ)、K-POP界におけるタイ人アイドルの先駆けで“タイの王子様”とも呼ばれるNICHKHUN(ニックン)、兵役中は国民から「キャプテンコリア」と呼ばれたほどの硬派なイメージとは裏腹に、素顔は明るくお調子者の面もあるTAECYEON(テギョン)。
さらに、数々の番組でバラエティーセンスを発揮するほか、独特なセンスでコンサートの衣装を担当することもあるWOOYOUNG(ウヨン)、かつてはやんちゃな面もあったが最近ではすっかり落ち着き、俳優として高い評価を受けているJUNHO(ジュノ)、カメラが趣味で個展を開いたこともあり、三山凌輝やSixTONES・ジェシーなど日本の友人も多いCHANSUNG(チャンソン)の6人だ。
個性がバラバラで、それぞれが1人のミュージシャン、俳優、タレントとして活躍。ソロで力を蓄えた6人が集まった時のオーラは、まさにアベンジャーズ。全員が曲作りができるのも特徴だ。
■韓国以上に積極的に行った、日本での活動
日本では2010年12月に両国国技館にてショーケースを行い、2011年5月にシングル「Take off」で正式デビュー。以来、2016年に兵役で活動を一旦休止するまで、韓国以上に精力的に活動した。シングル・アルバムもコンスタントに発表し、リリースのたびに大規模なハイタッチ会を開催。HOTTEST(2PMのファンの名称)たちとのふれあいを大切にした。ちなみに、デビュー曲「Take off」リリース記念のハイタッチ会には約4万人のファンが参加。待機列が2kmにもなり、メンバーを驚かせた。
全国ツアーなどコンサートも毎年行い、2013年4月には、念願の東京ドーム公演を実現。そして2016年10月、“2PM第1章”を締めくくるステージとして、2度目の東京ドーム公演を行った。その2日目…休止前の完全体ラストコンサートは、奇しくも彼らの日本での100本目の公演となった。もちろん、最初からそうなるように計画できるはずもなく、完全なるスーパーミラクルだった。
■約10年ぶりとなる3度目の東京ドーム公演
メンバーが2021年に兵役を終え、2023年10月には7年ぶりの“完全体”コンサートを東京・有明アリーナで開催。そして、日本デビュー15周年の2026年5月、6人が日本に戻ってくる。
約2年半ぶりの“完全体”コンサートに彼らが選んだのは、東京ドーム。今回で3度目、約10年ぶりのドーム公演だ。タイトルに“THE RETURN”とあるように、2016年の公演のラストで彼らの歌の題名に掛けて「I’ll be back!」と言った約束を守り同地に帰ってくるという、メンバーにとってもHOTTESTにとっても意味深い公演。また、有明アリーナ公演は韓国の公演のセットリスト(一部、日本の楽曲に変更)だったので、日本オリジナル公演としても約10年ぶりになる。
■日本オリジナルの楽曲とコンサート
2PMは、日本では日本オリジナルの楽曲で活動。韓国の楽曲の日本語バージョンをリリースすることが多いK-POPアーティストの中では稀有な存在だ。よって、コンサートも日本独自の内容となる。
メンバー全員、日本語が堪能なので、MCも通訳無し。台本も無いフリートークで、おしゃべり好きなメンバーたちは、自分たちが楽しくなってくるとふざけだしたり、話が脱線したり…と、どんどんMCの時間が長くなり、ステージ下のスタッフから「早く終われ」と指示が出ることも。毎回爆笑のMCコーナーは、彼らのコンサートの大きな楽しみの1つだ。
もちろん面白いだけでなく、パフォーマンスも圧巻。ボーカル、ラップと基本的な役割はあるが、全員がオールラウンダーでどちらもこなす。ポップス、ロック、ミディアム、バラード…ジャンルの幅広さにも驚くはず。テギョンやチャンソンのタンブリングも健在。時にセクシーに、時にパワフルな姿で観客を釘付けにする。
■幅広いジャンルの楽曲を堪能
1、2を争う人気曲の「I’m your man」では、途中でほどいたネクタイを使って踊り、シャツを勢いよくはだけさせて、胸の筋肉を見せつけるラストでは、悲鳴にも似た大歓声が沸き起こる。
他にも椅子を使ったダンスの「Beautiful」や、一気にパーティー会場と化すお祭り騒ぎの「ミダレテミナ」、「部屋に来て、今夜」と歌い、観客をドキドキさせる「My House」…。サビで観客と共に頭上でタオルを振り回しながら歌い、会場が一体となる「NEXT Generation」は、ウヨンのソロパートの後に彼が披露するアドリブのパフォーマンスをメンバーがマネするくだりがあり、カッコいいダンスの時もあればおかしな動きの時も。何が起きるかわからないので、「今日はどんなことを?」と、ぜひ楽しみにしてほしい。
そして、JUN. Kが日本のHOTTESTのために作った「離れていても」は、メンバーとHOTTESTを繋ぐ大切な曲。「忘れないで 僕はいつでもそばにいるよ」と、メンバーも観客も心を込めて共に歌い、日本と韓国で離れていても、お互いに想っている気持ちを伝え合う。ファンの歌声を、会場を見渡しながら幸せそうな表情で聴いているメンバーを見ると、胸がいっぱいになる。
■6人が集結して“完全体”となる貴重な機会
ファンに人気の韓国の楽曲も交えながら展開するコンサートは、3時間を超えることもしばしば。過去には4時間近く行ったこともある。今回は、メンバーにとっても特別な想いのある東京ドーム、そして“完全体”の活動自体も2年半ぶりなので、かなり気合が入っている為、公演時間はどのぐらいになるのかわからない。
だが、トークで笑い、パフォーマンスでドキドキしたり、テンションが上がったり、感動したりしているうちに、時間はあっという間に過ぎていく。
最近では、それぞれソロ活動が忙しく、以前のように6人が集まって“2PM”として活動する機会は非常に貴重。「1人の活動はもちろんいいけど、やっぱり“2PM”でいる時が一番好き」というHOTTESTは多い。今回の生配信で、新たな推しメンの一面を知ると共に、“2PM”というグループの魅力を存分に堪能してほしい。
◆文=鳥居美保

