先日のF1シンガポールGPを制し、今季2勝目を挙げたジョージ・ラッセル(メルセデス)。2025年シーズンも残り6レースとなったが、彼はメルセデスとまだ来季以降の契約を締結していない。
メルセデスのトト・ウルフ代表はシンガポールGPの後、ラッセルとの契約交渉の遅れについて「良いものには時間がかかる」と説明した。
ラッセルはウイリアムズからF1にデビューして3シーズンを戦った後、2022年にメルセデスに移籍。その後2025年まで契約を延長したが、その契約期間は満了を迎えようとしており、ラッセルはチームと協議を続けているところだ。
両者とも交渉の進捗については口を閉ざしてきたが、ウルフは新契約の交渉が詰めの段階にあることを明かした。
「契約に関しては、良いものには時間がかかるものだ」
「それ(交渉していること)は詳細な部分であり、大きなトピックについてではない」
そしてSky Germanyにその進捗を問われたウルフ代表は「そう遠くないうちに発表する」と答えた。
一方のラッセルも、シンガポールGP前の記者会見で「物事は正しく進めなければならない」とコメントしていた。ラッセルとチームの間で、双方にとって有益な契約内容を探っているということであろう。
ラッセルは次のように語る。
「どんなドライバーでも、キャリアのある段階に達すると物事を正しく進める必要が出てくる」
「契約を更新するたびに、それは人生で最も重要な契約になる。だからこそ、丁寧にやる必要がある。何も心配はいらないし、やるべきことをやれば、自然とまとまるはずだ」
もし仮にメルセデスとの契約交渉がまとまらなければ、ラッセルにとってはもう行き場がない状況。他に来季未確定のシートは今季最下位を走るアルピーヌの一席か、レッドブル陣営のシートだ。しかしながら、ウルフ代表がその働きぶりを賞賛していることを鑑みても、ラッセルが路頭に迷うことはなさそうだ。
「彼は今季、本当に素晴らしいパフォーマンスを見せている」とウルフ代表は言う。
「ミスをするところを全然見ない。彼自身が『もっとできた』『あれは良いレースじゃなかった』と言う週末もあったが、それはどんなドライバーにもあることだ」
「マシンが完璧な状態にあり、ドライバーもすべてを掌握している時、それは支配的な組み合わせになる。今回見られたのがまさにそれだ」

