
「良いゲームができたのになぜか勝てない」まさかのリーグ6連敗で最下位に転落。昨季2位の柏に何が起きているのか「もっとも顕著なのが…」
柏レイソルは5月10日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンドEAST第16節で川崎フロンターレと三協フロンテア柏スタジアムで対戦する。
前節の浦和レッズ戦を0-1と落とした柏は、これでリーグ戦6連敗となり、最下位に転落。苦しい状況が続いている。リカルド・ロドリゲス監督の就任1年目となった昨季は王者・鹿島アントラーズと優勝争いを演じて2位、ルヴァンカップでも準優勝と飛躍した太陽王に何が起こっているのか。
まさかの6連敗を喫した要因は複数あるが、もっとも顕著なのが決定力不足だ。今季のデータを見れば1試合の平均パス数は573.3回、平均ボール支配率56.3パーセント、そしてチャンスクリエイト総数でも211回と東西合わせてトップの数字を記録。この項目は昨季もリーグトップであり、得点機は作れているにもかかわらず、6試合で奪った得点はわずかに「1」と結果に反映されていない。
とはいえ突然、前線の質が高まるといったものではない。水物である分、より攻撃回数を増やしていくしかないだろう。現状ではFWが細谷真大と垣田裕暉の2枚のみであり、どちらが最前線にいるかで戦い方も変わるからこそ、相手としては対策しやすい。彼らの2トップも見てみたいが、ベンチにFWが置けないことも気がかりだ。これに関してはMF瀬川祐輔との組み合わせでの変化や、今季開幕前のキャンプで好調を維持していたFW古澤ナベル慈宇の台頭にも期待したい。
また、結果が残せていないことによる選手たちの自信の喪失もあるだろう。良いゲームができていたのになぜか勝てない。特に前線の質はメンタル面に直結する。それは後方から見守るDF古賀太陽も感じているという。
「後ろから見ていても焦りはあると思います。決定機になるはずのシーンが決定機になりきらない。みんなパワーを出そうと必死になってやってくれているなかで、少しずつそのパワーにズレが生じてしまうところがあって、それは多少なりとも今のチーム状況だったり、順位だったりが影響しているかもしれません」
だからこそ、ゲームキャプテンは「もう少し冷静になれるかどうかも大事」と強調。GK小島亨介も結果を出せていなかった序盤戦の時期から「細かいところのミスであったり細部の要素だったりが重要になってくる」と言葉を重ねている。
さらにボランチの原川力は過去に在籍したクラブでの自身の経験をもとに「押し込まれることが苦でもないチームもある」と、試合の落ち着かせ方や状況判断が重要と説く。
「押し込まれたほうがやりやすいというチームもありますし、そこはプレーしている僕たちが認識して、相手の判断などもピッチ上で自分たちの肌で感じながら、相手が別に苦しんでいないと思ったら変えるとか、相手を見ながらやるべきです」
リーグトップの数字を記録するチャンスクリエイトにおいても、昨季と比べて中央と両サイドから攻撃を展開できなくなっている。昨年は両サイドとボランチ、シャドーを経由して外から中央、中央から外といった揺さぶりをかけて好機を演出した。
しかし今季はドリブラータイプの選手が増えたことによってサイドから崩し切れてしまう分、中央と連動できずに相手が守りやすくなるケースが見られた。一方でアウェーのFC町田ゼルビア戦(0-1)のように相手の屈強なボランチが配球役のMF小泉佳穂を消され、WBとCBでサイドに蓋をされてしまうことで、中と外が分断されるケースもある。
中央という意味では渡井理己や熊坂光希、山田雄士といった長期離脱中の選手たちが復帰することで解決が期待できる要素はあるだろう。左WBも前任者の影響力が大きいなかで、定位置を掴む者が現れる必要がある。どちらにせよ、昨季の色を出しながら今季の色にも染め上げていく作業が難航している状況なのだ。
結果が出ていないなかでもリカルド・ロドリゲス監督は“継続”を強調している。スタイルを貫き、己の信念を貫いて次節の川崎戦にも臨むのは間違いない。川崎は今季の開幕戦で3-5と大味なゲームを展開して敗れた相手。チャンスをいかに得点へと繋げ、強力な相手攻撃陣を封じられるか。
昨季から指揮官が口にする攻守両面で完成度の高いサッカーを展開しなければ、勝点3は奪えない。
文●藤井圭(サッカーライター)
【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える“モデル&タレント妻たち”を一挙紹介!
【画像】Jリーガーが好きな女性タレントは?長澤まさみ、ガッキー、広瀬すずらを抑えての1位は…
【記事】「可愛さの破壊力すげぇ」「セクシー」岩渕真奈が眩いビキニ姿を披露! 熊谷紗希と…
