今シーズン、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、開幕から二刀流出場を続けてきたなかで、直近3度の先発登板では投手に専念し、いずれの試合も打席に立つことはなかった。デーブ・ロバーツ監督による、大谷の疲労を考慮したうえでのこの起用法は、長丁場のレギュラーシーズンでは今後も行なわれることが予想される。
また、大谷はドジャースで初めてとなる投打フル稼働に挑む今季、キャリア初となるサイ・ヤング賞受賞を目標に掲げているとも報じられている。投手専念の起用は、その偉業達成に向け、大谷がマウンド上で最大限の力を発揮するための首脳陣のサポートとも捉えられる。
開幕からローテーションを守り、防御率0.97と驚異的な数字を残すなど、ピッチングで高いクオリティを発揮している大谷。だがここ3登板続いている二刀流スターの投手のみでの試合出場に対する、異論の声も伝えられている。
5月8日、米誌『Sports Illustrated』が公式サイト上で、今季の大谷の起用法を論じるトピックを掲載。大谷の投手専念について、「二刀流起用の新たなアプローチ」などと評しており、同メディアでも、首脳陣による疲労面への配慮であると説くとともに、サイ・ヤング賞への言及として、「投球へより集中できる環境を整え、受賞への可能性を高めようとしているようだ」などと綴っている。
一方で記事内では、「球界関係者全員がこの判断を好意的に見ているわけではない」などと訴えており、米アナリストのスティーブ・フィリップス氏のコメントを紹介。フィリップス氏が『MLB Network』に出演した際、大谷の投手専念について、「サイ・ヤング賞を目指しているからって、特別扱いするのか?」と語ったという。他にも、「打たせない日を作るってことだろ?彼が打席に立った方がチームは強いんじゃないのか? ……賞なんてどうでもいいだろう?」と素直な想いを打ち明けている。
また、『Sports Illustrated』はフィリップス氏の主張を伝えながら、「実際にはサイ・ヤング賞への配慮が、打線から外している直接的な理由とは限らない」と指摘。加えて、サイ・ヤング賞受賞の見込みについても触れながら、「ドジャースは彼の目標達成を最大限サポートしていく考えだが、最終的には個人タイトルよりも、ワールドシリーズ制覇の方が重要視されることになる」と説いている。
大谷の二刀流をめぐり、新たに浮上した議論の最適解は、果たしてどのような形に落ち着くのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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