
「情報を漏洩させるネズミの狙いは組織の破壊」広報がそう激怒した喧嘩騒動で大揺れ マドリーの内情を番記者が明かす「スター選手たちが監督に対して発言力を強め…」【現地発】
「情報を漏洩させるネズミの狙いは、組織の破壊にある」
木曜日、レアル・マドリーの広報担当者は怒りを露わにした。バルベルデがチュアメニとの大喧嘩の末、病院へ搬送されたというニュースが流れた直後のことだ。クラブは重大な背信行為と見なし、内部に容疑者がいることを確信している。頭に傷を負い、悪役に仕立て上げられたバルベルデ自身も、口の軽い密告者の存在に不満を漏らした。
この漏洩劇は、鉄のカーテンで外部を遮断してきたクラブの深刻な危機と、2シーズン連続の無冠という不安定な現状を露呈させている。内部事情に詳しい関係者は、スポーツ面だけでなく、組織のあらゆる層に嫌悪感が漂っていると証言する。
ロッカールームの空気は、この2年間で急速に澱んでいった。スター選手たちが監督に対して発言力を強める一方で、選手間の亀裂もまた拡大している。今週、アルバロ・カレーラスがリュディガーとの衝突を自ら認めた件も、その一例に過ぎない。
アンチェロッティは、昨シーズンの開幕時点ですでに異変を察知していた。彼自身が「肥大化したエゴのない集団」と評し、2023-24シーズンの2冠達成を支えた絶妙なチームバランスは、キリアン・エムバペの加入によって崩れ去ったのである。フロレンティーノ・ペレス会長が切望したフランス人スターの存在は、図らずもロッカールームの安定を揺るがす要因となった。
その悪影響はピッチ上にも即座に現れた。各選手の守備でのサボりがデータで裏付けられ、アンチェロッティは公に警鐘を鳴らし続けた。それでも昨シーズン、イタリア人指揮官はチームをチャンピオンズリーグでベスト8、コパ・デル・レイで準優勝、ラ・リーガでも優勝したバルセロナと4ポイント差という位置まで踏み止まらせたが、今シーズンの沈没はより深刻だ。
奇妙なことに、成績不振は一部の主力選手の権力をさらに強固にした。1月に解任されたシャビ・アロンソ前監督に対し、ヴィニシウス、ベリンガム、バルベルデの3人が反旗を翻した際、クラブ上層部は選手たちの不満を追認したのである。
決定的な決裂は、就任早々に訪れた。シャビ・アロンソがクラブ・ワールドカップのパリ・サンジェルマンとの準決勝(0-4)でヴィニシウスをベンチスタートにした判断が火種となり、それがクラシコでの交代を命じられた際の公然たる反抗行為へと繋がった。監督に謝罪すらしない選手側の態度をクラブが黙認した時点で、指揮官の求心力は完全に失われた。
その後、バルベルデやベリンガムもシャビ・アロンソとの距離を隠さなくなった。興味深いことに、バルベルデと衝突したチュアメニは監督への支持を表明していた。クラシコは2-1でマドリーの勝利に終わったが、その一戦を境にチームの勝率は下落の一途を辿った。
さらにエムバペへの風当たりも強まっている。イタリアで数日間休暇を過ごした後、エスパニョール戦開始直前にようやくマドリードへ戻るなど、責任意識の低さは周囲を困惑させている。
リーダー不在のロッカールームでは、若手とベテランの対立(2か月前にはリュディガーが若手の聞く姿勢の欠如を非難)も深刻で、アルベロア監督とカルバハル、アセンシオ、カレーラス、セバジョスとの確執も表面化している。昨シーズンに続く不毛な1年を終えようとしている今のマドリーの姿は、20年前にペレス会長が辞任の間際に残した言葉を想起させる。
「おそらく、私は選手たちを甘やかしすぎてしまった」
文●ロレンソ・カロンヘ(エル・パイス紙レアル・マドリー番)
翻訳●下村正幸
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