皆さん、こんにちは。「集中線」に詳しいフォーカスライン佐藤です。私は集中線が好きです。集中線の使い方について小一時間しゃべれるくらい、集中線を愛しております。そんな私にはかねてからある望みがありました。それは集中線の実物を作るということ。
なんとかその望みを叶えられないかと思い、最近実物化に挑んだところ、意外と簡単に作ることができましたよ! これを使って写真撮影を試みたところ、わざわざあとからアプリ等で集中線をつけなくても、物理的に集中線をつけることに成功しました!
・実物の集中線
集中線とは漫画やイラストで用いられる技法のひとつ。放射状に線をひくことで、自然に対象に視線が向く演出です。一般的にはアプリや画像加工ソフトを使って、漫画やイラスト・写真などに集中線を加えます。
集中線好きの私はそれでは飽き足らずに、実物を作りたいと思った次第。そう、集中線の実物をね。
そこで私は、得意のダンボール工作にチャレンジ! こういうの得意なんすよね~。今日は集中線を作っちゃうぞ!
まずは手頃な大き目のダンボールを用意します。それにザックリ線をひきます。本当は放射状の線にすべきなんですが、加工が面倒なので、ギザギザに切って窓を作ります。
線をひいたら切り取り。精密に切り取る必要はありません。むしろ大ざっぱくらいが線に動きが出て良いでしょう。
うん、こんな感じでOK!
続いて、黒く塗りつぶします。そのままだとダンボールだと丸わかりなので、マジックで黒くしちゃいましょう。
はい、完成! 30分でできちゃいました。もっと手間取るかと思ったけど、あっさりできました。
ではさっそく撮影しましょう。どう? ちゃんと集中線してる?
Yoshio(撮影係)「悪くないけど、顔を出した方が良いと思う。顔にダンボールの影ができるから」
佐藤「そうか。これでどう?」
Yoshio「いいね、飛び出して見える」
窓が広いので2人でもイケる!
3人もイケる? いや、3人はキツいかな?
Yoshio「3人の様子を端から見ると、シュールだな」
佐藤「そうかも……」
・外でも撮影
外でも撮ってみましょう。歌舞伎町の一番街看板で撮影してみると……。画角的に入らないかな?
いや、寄りで撮ったら上手くいった! 割とちゃんと撮れるもんですね。
ほかにも撮れるところはないかな?
あのライオン像を撮ってみよう。端から見ると妙な感じだけど……。
はい、この通り! ちょっと被写体から遠いかな?
ゴジラもちゃんと撮れるかな。
撮影の様子を逆から見ると、怪しいかも……。
片手でダンボール集中線を持ってカメラを構えると、収まりが悪くて角度的におかしくなっちゃうなあ。
やっぱ集中線を両手持ちして撮ってもらった方がいいですね。フレーム的に使うのが正解かも。
花園神社でも撮影しましたよ! いい感じ!
Yoshio「もっと顔出して、思いっきり」
佐藤「こう?」
Yoshio「そうそう」
佐藤「出過ぎじゃない?」
Yoshio「いいのいいの、それで」
Yoshio「客観的に見ると、ホントに怪しい人だよ」
佐藤「この格好で1人にされると、不安になる……」
佐藤「あ! 雨が降ってきてない?」
佐藤「やべえ、マジで降ってきた! こりゃ本降りだ」
佐藤「帰ろう、早く帰ろう!」
佐藤「傘持ってくりゃよかった」
佐藤「今日って雨降りの予報だったっけ?」
佐藤「急げ、急げ!」
佐藤「ひ~! 雨足が強くなってきた~」
佐藤「Yoshio、行くぞ。早く早く」
佐藤「先帰るからな~!」
~~ 完 ~~
執筆:フォーカスライン佐藤・エフェクトライン英典
Photo:Rocketnews24
