ヤクルトと首位争いを続ける阪神には、昨年との「違い」が顕著に見られる。
「佐藤輝明、森下翔太の好調は大きかったのですが、なんといっても昨年はケガ人が出なかったことが、最大の要因。他球団の選手が離脱する中で、圧倒的な強さを誇ったことは言うまでもありません」(球界関係者)
ところが今年はというと、振り返れば2月の春季キャンプから主力が次々とグラウンドから消えた。
2月11日の紅白戦で、中継ぎエースの石井大智が左アキレス腱を断裂、選ばれていたワールド・ベースボール・クラシックへの出場も辞退となった。直前には外野手の豊田寛がシート打撃中に、右手首に死球を受けて骨折。
シーズンに入ってからは伊藤将司が左大腿部を筋損傷し、伊原陵人は試合途中で緊急降板。
「チームは腰部の張りと説明していますが、全治不明で1軍に戻れていません」(スポーツ紙デスク)
各球団が容赦なく厳しい内角攻めを!
記憶に新しいのは近本光司で、左手首に死球を受けて骨折。ドラフト1位ルーキー・立石正広は右ハムストリングの筋損傷で実戦から離れている。
そして5月10日、イーストン・ルーカス投手はチームドクターによる最終診断の結果、腰部を疲労骨折したと発表。
セ・リーグ球団首脳陣が言う。
「藤川球児監督の手腕が問われるのはむしろ、これから。特に左の先発投手を複数欠いているのは痛いでしょうね。打線に頼るといっても水もので、今年は本当に各球団が厳しい内角攻めを容赦なくやっている。コーチ経験がない中でタクトを振る辛さをどう跳ね返すか、お手並み拝見ですよ」
最近はイライラする様子が、メディアを通じて聞こえてくる指揮官。乗り越えるべき課題は多い。

