アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」(毎週日曜昼4:30-5:00、TBS系ほか／ABEMA・ディズニープラス・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第2クールの放送が10月5日にスタート。第14話「新たな山」では、カサマツで奮闘するフジマサマーチ(CV.伊瀬茉莉也)、タマモクロス(CV.大空直美)との再戦に燃えるオグリキャップ(CV.高柳知葉)が描かれ、放送後は「シングレ」「マーチ外伝」などがXにトレンド入り。「第2クール初っ端からアツい」「まさかマーチ外伝やってくれるとか」など、話題を集めた。(以降、ネタバレが含まれます)
■マーチ外伝からのスタートでファン大歓喜
第2クールの幕開けは、予想外だったカサマツのフジマサマーチから。目標だった東海ダービーで敗れてしまったマーチだが、オグリとの会話で再び闘争心に火が点いていた。そんなマーチに柴崎トレーナー(CV.浪川大輔)が用意した次のレースは岐阜王冠賞。東海ダービーの覇者、ヤマノサウザン(CV.田村睦心)も出走するリベンジマッチだった。
レースでは敵意剥き出しのヤマノサウザンをぶっちぎり、重賞初勝利というおまけ付きで見事復活。オグリは遠い存在になってしまったが、マーチはオグリの影を追っているのではなく、ライバルとして今も本気でオグリを追っていることを証明した。
じつはこのマーチのエピソードは「ウマ娘 シンデレラグレイ外伝 〜The mermaid left behind〜」で描かれたもの。同日出走のオグリの高松宮杯に合わせ、マーチ、そしてカサマツの仲間たちの姿を見せてくれたわけだ。この心にくい仕掛けにはファンも歓喜。
「まさかのマーチ外伝が熱すぎて号泣した」「アニメではもうクローズアップされないと思ってたマーチの勇姿、嬉しい」「めっちゃ良かったマーチ外伝、アニメ化ありがとうございます！」など、SNSには反響のコメントが相次いで投稿されていた。
■オグリ、ヤエノムテキ…それぞれが見据える“新たな山”
前半はカサマツでのマーチの奮闘を描き、後半は中央のオグリへ。マーチが岐阜王冠賞を制した頃、オグリもGII高松宮杯で優勝する。胸に秘めるのは秋の天皇賞で負けたタマモクロスとの再戦で、絶対に追いつくと心に誓う。
今や中央でも最強に近い存在の怪物オグリ。次はどのレースに出るのかとクラスメイトが話題にする中、これまでのレースぶりからマイルチャンピオンシップと睨んだディクタストライカ(CV.花守ゆみり)が、オグリに宣戦布告をする。しかし、オグリが挙げたのはジャパンカップと有マ記念、それはタマモクロスが狙う２つのG Iレースだった。
だが、ジャパンカップと言えば、海外ウマ娘も参加する国際レース。第1クールのラストや第2クールのPVで登場した海外勢の動向が気になるところで、SNSにも「オベイたちはいつ来日するのかな」「あのジャパンカップのドラマをアニメはどう描くのか」と期待を膨らませるファンの声が集まる。
また、今話ではオグリとタマモクロスの激闘に触発されたヤエノムテキ(CV.日原あゆみ)にも注目が集まった。皐月賞を獲り、日本ダービーにも出走したヤエノムテキの次の目標は、クラシック三冠最後のレース、菊花賞。2人とは戦う舞台が異なるが、だからこそ自分も負けられないという闘志を見せる。
秋の天皇賞以降は、レースプログラムは年末までGIラッシュ。ジャパンカップに向かうオグリ、タマモクロス。マイルチャンピオンシップで中距離ナンバー1を狙うディクタストライカ。3000メートルの長距離レース、菊花賞に挑むヤエノムテキ。他のウマ娘たちも虎視眈々と勝利を狙ってくるに違いない。
第2クール開始早々、熱が高まっていく状況に、「もう今期ナンバーワン」「スポット当たるウマ娘が多くなりそうで楽しみ」「OPもEDも最高すぎて」など、SNSには興奮の声が相次いでいる。
◆文＝鈴木康道
