
5月11日、京都アニメーションは「海が走るエンドロール」の劇場アニメーション化を発表した。監督は「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」などを担当してきた石立太一氏が務める。発表にあわせて超特報・アニメーション映画化決定ビジュアルが解禁された。
■65歳の女性が“映画撮影”を志す “創作”に向き合う物語
原作は、「ボニータ・コミックス」(秋田書店)より刊行中の、たらちねジョン氏による同名コミック。2022年に「このマンガがすごい!2022」(宝島社)オンナ編にて第1位を獲得し、Xに投稿された第1話は25.8万いいねを越え大きく拡散され話題を呼んだ。
主人公は65歳の茅野うめ子。ある日、海(カイ)という映像専攻の美大生との出会いで「映画を“作りたい”側の人間」であると自覚したうみ子が、映画制作にチャレンジしていくという物語となっている。

■京都アニメーション制作でアニメ化決定、流麗なビジュアルも解禁
そのコミックが、2027年にアニメ化されることが決定した。
アニメーション制作は「聲の形」「響け!ユーフォニアム」などのヒット作を世に送り出してきたスタジオの京都アニメーションが担当。監督は「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」などを手掛けてきた石立太一氏が務める。
あわせて超特報・アニメーション映画化決定ビジュアルも解禁された。
今回解禁となった超特報、アニメーション映画化決定ビジュアルは、朝焼けの海辺で服が汚れることも厭わず海に向かいカメラを構えるうみ子の姿が「どうか 荷物は軽く 進む海が豊かで美しく 風に恵まれ 前へ 前へ 進めますように」というナレーションと共に描かれ、何かにひたむきに打ち込むことのかけがえのなさが感じられる映像となっている。
今回のアニメーション映画化について、石立監督は「必死に向き合う人の努力と魂を、そしてその誇らしさや尊さを感じてもらえるような『優しい作品』になるように、自分自身、精一杯、力の限り、創作に向き合いたいと思います」と語り、原作者たらちねジョンは「うみ子の憧れたスクリーンに彼女自身が映し出されることに感慨深くなります」とコメントを寄せた。

■監督・石立太一氏のコメント
劇場アニメーション作品「海が走るエンドロール」監督を務めさせて頂きます。京都アニメーションの石立太一と申します。
原作は漫画作品で、初めてその本を読んだ時の「なんて優しい作品なんだろう」という読後感を、アニメーション作品にするにあたって、観てくださった方がより強くそれを感じられるような作品にしたいと思いました。
今作は、齢65歳の女性が初めて映画制作にチャレンジするというお話です。つまり、主人公が「創作」に向き合うというお話です。創作するという事は、その創作を通して自分自身と向き合う事だとも言えると思います。創作を通して、自分自身は何を伝えたいのか、表現したいのか、満足出来るのか…などなど、自己や他者を巻き込んで、そもそも自分とは?という問いに向き合う事だと思います。この自分と向き合うという行為は決して映画制作という題材に限らず、何かをチャレンジしている人全員に当てはまる事でもあると思います。ただ、そうやって必死に向き合う人の努力と魂を、そしてその誇らしさや尊さを感じてもらえるような「優しい作品」になるように、自分自身、精一杯、力の限り、創作に向き合いたいと思います。
本作が公開されました暁には、是非とも劇場にてご覧いただけますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
■原作者・たらちねジョン氏のコメント
最終巻発売に合わせての重大発表です。京都アニメーションさん制作でアニメーション映画化決定しました!夢みたいです。京都アニメーションさんの作品を夢中で観ていた学生の自分に教えても信じてくれないと思います。超特報映像も観ていただけたでしょうか?うみ子の憧れたスクリーンに彼女自身が映し出されることに感慨深くなります。
どうぞよろしくお願いいたします。

