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「よーいドン」で突き抜けた2頭 NHKマイルCは写真判定“6センチ差”でロデオドライブが大接戦を制す

「よーいドン」で突き抜けた2頭 NHKマイルCは写真判定“6センチ差”でロデオドライブが大接戦を制す

5月10日(日)、3歳マイル王決定戦となるNHKマイルカップ(GⅠ、東京・芝1600m)が行なわれ、激しい追い比べの末、単勝1番人気のロデオドライブ(牡3歳/美浦・辻哲英厩舎)が4番人気のアスクイキゴミ(牡3歳/栗東・藤原英昭厩舎)をハナ差下して優勝。初の重賞制覇をGⅠの舞台で成し遂げ、辻調教師に初めてのGⅠタイトルをプレゼントした。良馬場での走破タイムは1分31秒5と極めて優秀なものだった。
  3着には6番人気のアドマイヤクワッズ(牡3歳/栗東・友道康夫厩舎)が入着。一方、3番人気のダイヤモンドノット(牡3歳/栗東・福永祐一厩舎)は末脚の伸びを欠いて5着まで。出遅れた2番人気のエコロアルバ(美浦・田村康仁厩舎)は9着に、5番人気に推された2歳チャンピオンのカヴァレリッツォ(牡3歳/栗東・吉岡辰也厩舎)は中団から後退して12着に、それぞれ敗れた。

 戦前は大混戦模様と見られた今年のNHKマイルカップだが、終わってみれば1、2着の強さが目立つ一戦となった。

 逃げたユウファラオ(牡3歳/栗東・森秀行厩舎)が刻んだラップは1000m通過が56秒9のハイペースで、先行勢には苦しいレースとなった。そうした流れのなか、ダイヤモンドノットは4番手、アドマイヤクワッズは中団の7番手で機をうかがい、アスクイキゴミとロデオドライブは後方の12~14番手付近を追走した。

 迎えた直線では各馬が大きく横に広がり、いわゆる“よーいドン”でのラストスパートに入る。まず馬群から“持ったまま”で抜け出したのはダイヤモンドノットだったが、その直後にいたアドマイヤクワッズがそれを交わして先頭に躍り出る。しかし、馬場の外目から猛追してきたのがアスクイキゴミとロデオドライブという、道中は後方で息を潜めていた2頭。ぐんぐんと脚を伸ばして前を行く馬たちを飲み込み、息詰まる叩き合いの末、ほぼ同時にゴール。長い写真判定の末、ハナ差でロデオドライブに軍配が上がった。その差は推定6㎝という大接戦だった。

 今回出走した18頭中、過去1600m戦で馬券圏内を外したことがない馬は5頭おり、そのうちの3頭が上位3着までを占めた(圏外となったのはカヴァレリッツォとレザベーション(牡3歳/栗東・松下武士厩舎)の2頭)。その意味では強いマイル適性を持つ馬がほぼ順当に勝ち負けに持ち込んだ、大義で“順当な”レースだったと言えるだろう。
  勝ったロデオドライブはサートゥルナーリア産駒。ここまでの3戦すべてマイル戦を走っており、特に2戦目の1勝クラス戦では直線4番手から抜け出すと、あとは軽く追われるだけで後続を3馬身(0秒5差)もぶっちぎり、1分32秒1という出色の走破時計を記録していた。この時点ですでにGⅠ級のポテンシャルをうかがわせていたと言える。

 初めて手綱をとったダミアン・レーン騎手はレース後、「ベリーハッピー。ありがとうございます」と声援に応えたあと、「レース前に相手を見ていて、もしかしたら流れは速くなるかもしれないという想像はしていました。自分の馬が外枠だったという意味で、(ペースが速く)流れて良かったです」と、後方待機策がハマったことを喜んだ。また「まだ若い馬ですし、毎回使うごとにパフォーマンスが上がっています。今日はGIを取ることができましたが、これからGIレベルでずっと戦っていける能力を持った馬だと思います」と、相棒の力量を称賛した。

 これまでマイルに特化した使い方をされてきたロデオドライブだが、この強靭な末脚を見るに、気性の激しさをよりコントロールできるようになれば、将来的には中距離ぐらいまで適応範囲を伸ばせるのではないかと感じている。その意味でも今後の進路に注目していきたい1頭である。

  惜しくも大魚を逸したアスクイキゴミだが、キャリア2戦という経験の浅さを考えれば“負けてなお強し”との印象を抱く。筆者は2戦2勝という戦歴がありながら、あまり高く評価していなかったのは、これまでの持ち時計がチャーチルダウンズカップ(GⅢ)勝ちでの1分34秒1であり、いきなりGⅠの高速決着に対応できるかどうかに疑問を持っていたからである。しかし彼はあっさりとその懸念を吹き飛ばし、一気に時計を2秒6も詰めて、勝ち馬とハナ差の勝負に持ち込んだのだから、そのポテンシャルの高さには驚くしかない。藤原調教師は「将来が楽しみになった」とコメントしていることには、深く首肯するばかりである。

 3着のアドマイヤクワッズは、皐月賞(GⅠ)での15着大敗からの復活走となった。マイル適性はデイリー杯2歳ステークス(GⅡ)で1分33秒1という高時計で勝利を収めたことからすでに証明済みだった。しかし皐月賞での負け方から直ぐに立て直すのは難しいのではないかと見ていたが、これをしっかりやり遂げるところは、さすが友道康夫厩舎の力量の高さだと唸らされる。ただし今回の3着は、2着のアスクイキゴミから1馬身1/4という決して小さくはない差を付けられたものだったことは覚えておくべきだろう。

 その他では、ダイヤモンドノットが“持ったまま”で直線の半ばまで粘ったスピード能力の高さが目立った。また人気を集めていたエコロアルバは出遅れで流れに乗れなかったのがすべてで、この一戦だけで見限るのは早計だと感じる。そして皐月賞13着を経て本レースに臨んだカヴァレリッツォはパドックからテンションが非常に高く、力を出し切る状態になかったのではないかと推察される。
<了>

取材・文●三好達彦

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配信元: THE DIGEST

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