
「スター・ウォーズ」シリーズ最新作「スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー」が、5月22日(金)より日米同時公開される。劇場公開に先駆けて、5月4日に神奈川・横浜の横浜ブルク13で「『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』IMAX版本編特別上映イベント」が開催され、本作の冒頭部分(約30分)がスクリーンで上映された。本記事では、熱気あふれる当日のファンの様子と冒頭の映像をレポートする。(以下、上映部分のネタバレを含みます)
■父と子を超えた絆で結ばれたマンダロリアン&グローグーの冒険
1977年にジョージ・ルーカス監督によって生み出され、半世紀近くにわたりエンターテインメントの歴史を変え続けてきた「スター・ウォーズ」シリーズ。「マンダロリアン・アンド・グローグー」は、ジョージ・ルーカスの魂を受け継ぐ、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」以来約7年ぶりとなる劇場版最新作だ。
ダース・ベイダーの死後、帝国が崩壊して無法地帯と化した銀河で、帝国軍の残党が暗躍。全身を装甲とヘルメットで覆った伝説の賞金稼ぎ・マンダロリアンは、ある依頼を受けたことから、幼い孤児のグローグーと行動を共にすることとなった。
幼いながらもジェダイ騎士と同じフォースの力を秘めたグローグーは、多くの刺客から狙われており、マンダロリアンはあらゆる掟に背いてでもグローグーを守り、“我が道”を行く。各地で帝国の復活を狙う勢力がうごめく中、新たな戦争を阻止するための希望がマンダロリアンとグローグーに託され、父と子を超えた絆で結ばれた2人の冒険がスタートする――。
マンダロリアンを演じるのは、ディズニープラスで配信されたドラマシリーズに引き続き、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」や「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」といった話題作にも出演しているペドロ・パスカル。今作には新共和国の士官ウォード大佐役で、「エイリアン」「アバター」シリーズなどに出演するレジェンド女優シガニー・ウィーバーが出演する。
■「スター・ウォーズの日」らしく人気キャラクターのコスプレが集結
5月4日は、「スター・ウォーズ」の作品の中の名セリフ「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」の「May the Force」と「May the 4th(5月4日)」をかけた語呂合わせが由来となって、日本でも正式な記念日となった「スター・ウォーズの日」。この上映の前に、横浜みなとみらいのグランモール公園でカウントダウンイベントも行われるなど、この周辺は“スター・ウォーズ”の人気キャラクターのコスプレをしたSWファンがあふれた。
映画館も同様で、ロビーに抽選で選ばれたファンが集結していたが、キャラクターのコスプレをしている人も多かった。劇場の入口やロビーにも、「スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー」関連のポスターやポップなどが設置され、足を踏み入れた瞬間から、その世界へと入っていくような感覚に。
上映されるIMAXシアターではマンダロリアンがファンを出迎え、開映までの間、客席の間の通路をストームトルーパーが見回りをするように徘徊する演出も。グローグーの耳付きカチューシャが配られていたこともあって、後方の座席から見ると、視界の中にたくさんのグローグーの耳が入ってきた。
上映時間が近づく中、この日のカウントダウンイベントでも司会進行を務めたDJ TAROが登壇し、観客のテンションを上げていく。マンダロリアンの合言葉である「我らの道(This is the Way)」を全員で叫び、上映がスタートした。

■映像の冒頭にジョン・ファヴロー監督が登場
上映された映像の冒頭に登場したのは、企画・原案・脚本も手掛けるジョン・ファヴロー監督。「アイアンマン」や「ライオン・キング」を手掛け、ドラマシリーズの「マンダロリアン」「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」などにも関わっている。そんなファヴロー監督からのメッセージ動画で始まり、SWファンのテンションがさらに上がったところで、IMAXカウントダウン映像、そして「遠い昔、はるか彼方の銀河系で…」という、おなじみのオープニングクロールが流れた。
ここでマンダロリアン/ディン・ジャリンが、新共和国に協力する形で、帝国軍の復活を企む残党をグローグーと一緒に追跡していることが説明されている。
雪で覆われた極寒の惑星。どうやらそこに帝国軍の残党たちが集まっている基地らしき施設があるようだ。会議が行われている最中に、マンダロリアンが潜入したことが知らされ、マンダロリアンとグローグーによる追跡が始まった。
基地から脱出した帝国軍の士官は大型の四足歩行兵器「AT-AT」に乗り込んで山沿いの険しい道を逃走するが、マンダロリアンは二足型のAT-RTで追い掛ける。こういう狭い地形では大型のものより小型の方が動きやすくて有利。マンダロリアンが“さすが”と思える腕前を見せ、見る者をものの数分で物語の世界へと引き込んでいく。
テンポの良さもあるが、IMAXという環境がより没入感を生み出していた。戦闘シーンもドラマシリーズ以上の迫力が感じられ、スケールアップ&グレードアップしているのは明白。こういうシーンを見ると、やはり映画館のスクリーンで見たいという気持ちになる。
特別上映映像は戦闘シーンだけでは終わらない。ウィーバーが演じる新共和国の士官であるウォード大佐も登場。マンダロリアンは、ウォード大佐から依頼を受け、帝国軍の復活を企む元帝国軍の士官たちの消息を追って、その企みを阻止するという仕事を請け負うシーンが見られた。
■ハット・ツインズのビジュアルもインパクト大
他にも、悪名高い犯罪王ジャバ・ザ・ハットのいとこにあたる“ハット・ツインズ(ハット・シスター/ハット・ブラザー)”も登場し、期待が高まる。
およそ30分。まだまだストーリー的にはネタバレと言えるほど進行しているわけではないが、戦闘シーンに加え、ウォード大佐やハット・ツインズらの登場など、劇場公開を楽しみに待っているSWファンにとって、いち早く“浴びたい”シーンが詰め込まれていた。もちろんグローグーのかわいい姿もあった。臨場感あふれる映像とともに、その後どんなストーリーが展開されるのかは、映画館で確かめてもらいたい。
映画「スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー」は、5月22日(金)に日米同時劇場公開、「スター・ウォーズ」過去作や関連作はディズニープラスで配信中。
◆文=田中隆信

