コミカルかつ迫力満点のジャグリングやマジックで大人気のパフォーマー、もりやすバンバンビガロが、9月28日(日)に大阪・なんばグランド花月(NGK)で単独ライブ『BABABA BAAAAN!!!2025』を開催しました。2023年、芸歴20周年を記念して挑んだNGKでの初単独公演以来、毎年秋の恒例イベントとなっているこのライブ。今年の11月から拠点を東京へ移すことが発表されたこともあり、客席は例年以上の大入り満員となりました!

今回のライブでは、おなじみの持ちネタはもちろん、懐かしのネタや映像とのコラボレーション、素顔が垣間見えるブリッジVTR、さらにはサプライズゲストまで、もりやすの“今”をギュッと詰め込んだ75分で、劇場を最後まで盛り上げました。
あのヒット曲に乗せて鉄板ネタを披露
舞台上の黒い幕にピンスポットが当たると、そこからニョキっと現れたのは“手”。ピースをしたり拍手を促したり、もりやすは左右の手だけで観客に語りかけます。やがてその手が皿回しを始め、幕にはSF映画さながらの壮大なオープニングVTRが映し出されました。
映像が終わって幕が上がると、登場したのはもりやす本人。客席からの大きな拍手をしばし噛みしめ、「前売り完売ですって。すごいんですって」とニッコリ。会場に足を運んでくれた観客に、あらためて感謝の言葉を述べました。


1本目のネタはジャグリング。「ちょっとやっていきますね〜」と、いつものテンションでステージがスタート。まずはハンカチを結んではほどくネタで観客の「えーっ!?」という声を引き出します。
お手玉をしながらジャケットを脱ぐパフォーマンスでは「全部脱ぐんとちゃうよ?」と軽妙なボケを挟み、うっかり落としたお手玉を観客から投げ返してもらうハプニングも……。

難易度は徐々にアップ。フラフープを回しながら指先でボールを操り、吹き戻しをピロピロ吹いたかと思えば、お手玉と帽子を使ったパフォーマンスなども流れるように展開していきます。
もりやすの鉄板ネタのひとつ、りんごをかじりながらのジャグリングでは、“バン”という歌詞が流れるたびにりんごをかじるというルールを設定し、Creepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』などの曲に合わせてかじりまくりました。

さらに、ルービックキューブやクラブを使ったジャグリング、バランス芸、風船とグラスによるスリリングな演目も披露。成功の瞬間には、ホイットニー・ヒューストンの『オールウェイズ・ラブ・ユー』のサビが「♪エンダ〜」と流れ、盛大な拍手が巻き起こりました。
全員参加型のカードマジックで場内から悲鳴が!
2本目はマジックで度肝を抜きます。「マジックっていいですよね。奇跡を起こせる力……そんなふうに思ったりします」と語りながら、客席から協力者を募って披露したのは、針金を使った“縄抜けの術”。観客に両手を縛ってもらい、たった3秒で脱出するスゴ技で会場を沸かせました。
続いて選ばれたちびっ子ファンとのトランプマジックでは、お尻の下に敷いたカードと全く同じカードを選び出すという不思議な技に驚きの声が。さらに、入場時に全員に配られたカードを使って、全員参加型のマジックも。

「ぐちゃぐちゃに混ぜる」「半分に破る」「重ねる」「いちばん上のカードをいちばん下に移動」……と、もりやすの指示通りに進めていくと、最後はお尻の下に敷いたカードと同じものが手元に残ってビックリ! あちこちから悲鳴混じりのどよめきが起こり、場内騒然となりました。
レトロ調の映像とのコラボネタ「巨大ジャグラー現わる」では、コミカルな表情ととぼけた演出で笑いを誘います。攻撃を受けるたびにジャグリングで反撃するもりやすに、観客は大喜び。ラストには思わぬオチが待ち受けていました。

ネタの合間に挟まれたブリッジVTRは、京都・東映太秦映画村のお化け屋敷への潜入企画。ホラーが苦手なもりやすの助っ人として登場したゲストは、スマイルのウーイェイよしたかです。
ところが、よしたかもお化けが苦手らしく、始まる前から不安しかない2人。「5分以内に2人揃ってゴール」「驚いていい回数は3回まで」という厳しいルールのもとスタートしますが、どちらが先に進むかでさっそくケンカ勃発!?
