米老舗ボクシング誌『The Ring』は現地5月12日、元世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の現役復帰を報じた。今秋に2024年5月以来の試合を行なう予定だという。
38歳のロマチェンコは、アマチュア時代に08年北京五輪、09年ミラノ世界選手権、11年バクー世界選手権、12年ロンドン五輪で金メダルを獲得するなど、396勝1敗という驚異的な成績を残した。
その後、13年10月のプロデビュー戦ではホセ・ラミレス(メキシコ)に4回KO勝ちし、WBOインターナショナルフェザー級王座を獲得。2戦目にWBO世界フェザー級王者のオルランド・サリド(メキシコ)に判定負けしたものの、3戦目にゲーリー・ラッセル・ジュニア(アメリカ)に判定勝利してWBO世界フェザー級王座を獲得した。
その後、16年6月にWBO世界スーパーフェザー級王者のローマン・マルチネス(プエルトリコ)を5回KOで下し、2階級制覇を達成。18年5月にはホルヘ・リナレス(帝拳)とのWBA世界ライト級スーパー王座決定戦を10回TKOで制し、3階級制覇を果たした。
直近では24年5月にジョージ・カンボソス・ジュニア(オーストラリア)とのIBF世界ライト級王座決定戦を11回TKOで制したが、防衛戦は実現せず、25年6月に引退を発表していた。ここまでのプロ通算成績は、18勝 (12KO) 3敗だ。
『The Ring』は、ロマチェンコは引退の原因の一つとなった背中の問題が大幅に改善したと伝える。プロモーション会社のトップランク社との契約は終了しており、FA状態になっている。また「大一番にしか興味がなく、調整試合には関心がない」と報じた。
ロマチェンコは今後、どのようなビッグマッチを戦うのだろうか。その動向に注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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