
新幹線でアンチの実家に向かう主人公(ヒロ・コトブキさん提供)
【マンガ本編】SNSでアンチに「親の顔が見たい」DMで届いた住所に行ってみると… 結末が味わい深い
SNSと現実世界が交錯する人間味ある物語
SNSの投稿に嫌なコメントが来た主人公は、ついカッとなって相手に「親の顔が見たい」と返しました。するとDMで住所が届き、主人公はなんと新幹線に乗ってその場所に本当に行ってしまいます。そこで見たものとは……。
ヒロ・コトブキさん(@kotobuki_hiroju)による創作マンガ『向かってま。』がX(旧:Twitter)で公開されました。SNSと現実世界が交錯する不思議な物語に、読者から「なんか好き」「いいなあ。旅情がある」「この主人公もそういう雪のあるところで育ったんだろうかと、背景を思わせて良いですね」「真面目な暮らしぶりを垣間見たら悪態つくコメントも容認しちゃうって話だ」などの声があがり、投稿には1.3万いいねの反響が集まっています。
ヒロ・コトブキさんは漫画家として活動しており、主にSNSでマンガを投稿しています。独創的な発想から描かれるマンガは多くの読者を楽しませています。
作者のヒロ・コトブキさんに、お話を聞きました。
ーー思わぬ展開に意表をつかれました。このお話はどのように思いついたのでしょうか?
メモ帳のなかに、1Pギャグマンガとしてはアタックの弱いものがいくつも眠っていて、僕はたまにそれを覗きにいきます。そしてそのときピンときたものに物語を追加しては、数ページのマンガになる可能性を考えます。今回はそれがうまくいったのだろうと思います。
ありえない世界になるべく細かなディテールを放り込んで、ありえそうな世界に持っていくのが好きみたいです。

実家の生活ぶりを垣間見た主人公は…(ヒロ・コトブキさん提供)
ーー風情ある描写や人間味のある結末で素敵な読後感でした。このお話を通して伝えたかったことや、マンガを描くうえでこだわったことなどを教えて下さい。
伝えたいというより、見てもらいたいというのに近い気がします。空き地で絵本を広げて「みんな見てー」と言ってるのに似ています。
今回のお話においては、指1本で別の場所にスワイプできるこの世界で、ひとつ手間のかかる行動(肉体をもって何かひとつ動く)をしてみたら、そこには奥行きがあり匂いがあり、人がひとり生きてきただけの物語がありました、ということだと思います。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「『行ってないよ』と言いながら実家の写真を送る」とか、「『火は止めたか?』とだけ書いてみる」とか。みんながこのマンガをこねくりまわして遊びだすとたのしいですね(笑)。
