
元南海ホークスの江本孟紀氏と元読売ジャイアンツ監督の堀内恒夫氏が14日、YouTubeチャンネル『エモやんの、人生ふら~りツマミグイ』に出演。巨人・阿部慎之助監督の「ピッチャーの使い方」に苦言を呈した。
■7回になると判で押したように…江本氏は巨人不調の要因について、「7回になると、判で押したように投手を交代させるところがダメなのではないか」と問題提起した。
堀内氏も「後ろに任せるのは結構ですよ、良いピッチャーがいるからね。いいんだけども、それじゃあ育たないんだよ。大勢だとかマルティネスがじゃあ去年どうだったの。最多セーブ、最多ホールドですよ。それだけのタイトルを取ってるのが後ろにいて、1つしか貯金ないんだよ」と指摘。
続けて「勝てないってことよ、後ろだけじゃ。やっぱり前から行って、8回まで行ってとか、7回まで行ってスイッチしないと。6回で終わっちゃうから、どっかで綻びが出るわけ」と阿部監督の投手起用をバッサリと切った。
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■先発が育たない江本氏は「たしかに2人は良いピッチャーなんだけど、でもチーム作りをそこに持っていっちゃってるからダメだよね。後の2人は『補足にくるやつだ』ぐらいのチーム作りしないと先発は育たない。みんな6回で終わって好投したら代わって。ピッチャーが育たない」と語る。
その後も2人は阿部監督の継投に苦言を呈し、江本氏が「阿部は正しいと思っているのかね?」と疑問をぶつけた。
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■考えなきゃいかん阿部監督について堀内氏は「正しいかもしれないけど、その日暮らしなんだよ。『今日勝てばいいや、明日知らねえぞ』って」とバッサリ。
さらに「大局を見ながら、70勝から80勝しなきゃ優勝できないぞと思ったら、勝つために何するかって考えなきゃいけない。それがないわけでしょ。今日勝てばいいんだって。今1つ勝ち越してるだけでしょ。去年だって長いシーズンやったって1つ勝ち越しただけでしょ。考えなきゃいかん」と語っていた。
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■新庄監督は完投重視堀内氏が言うように、好投している投手を「100球だから」という理由で大勢・マルティネスという球界屈指の勝ちパターンに繋ぐ前に降板させてしまうのは、もったいないように思える。
また、「育成」という観点からも、疑問は残る。北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督は投手を完投させることで体力のある投手を育てている。
2人の持論が全て正しいとは言い切れない部分もあるが、耳を貸しても良いのではないかと思える内容だった。
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【今回の動画】江本氏と堀内氏が阿部監督の投手起用に苦言■執筆者プロフィール佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
