現地時間5月13日に行なわれたスコティッシュ・プレミアシップ第37節(チャンピオンシップ・グループ)で、セルティックはマザーウェルを3-2で下し、最終節での直接対決を前に、首位ハーツとの勝点差1を維持している。
決して落とすことは許されなかった敵地での一戦、セルティックは17分に先制を許すも、41分に好調の前田大然がペナルティーエリア内で強烈な左足のシュートを放ち、右ポストを叩きながらゴールネットを揺らすと、58分にはベンジャミン・ニグレンの得点で勝ち越しに成功。85分のホームチームの多重攻撃に耐え切れず同点とされたが、アディショナルタイムに物議を醸すハンド判定からPKを獲得し、これをケレチ・イヘアナチョが冷静に決め、劇的に勝点3を手にしてみせた。
4試合連続得点(公式戦では5試合連続)を達成した前田は、最初のチャンスでのシュートは枠を外れたが、同じような位置での2度目の得点機はしっかりとモノにして今季通算13点目に到達。90分間のスタッツは、ボールタッチ26回、シュート2回、パス13回(成功11回)、ドリブル1回、タックル2回、インターセプト2回、デュエル5回(勝利2回)、ファウル2回を記録している(データ専門サイト『FOTMOB』より)。
クラブは公式サイトで、彼の得点場面を「日本人FWへのスルーパスは、マザーウェルのDFカラム・スラッテリーによって生まれた。彼がヤン・ヒョンジュンに対して全力のスライディングタックルを仕掛けた結果、ボールが前田の方向へと流れ、彼はそれを確実に決めて、直近5試合で7点目となるゴールを挙げた」を伝えた。
現地メディアの報道を見ると、英国公共放送「BBC」は、「先週末のレンジャーズ戦での勝利と同じく、ここでも鍵を握ったのは前田だった。彼は見事にポストを叩きながらシュートを決め、同点に追いついた。トップ6同士の直近4試合で6ゴールという数字は驚異的だ――しかも、この信じ難いタイトルレースの状況を考えれば、なおさらである」「前田やニグレンのようなビッグプレーヤーたちは、強敵に対して長い時間苦しみながら戦った末、この劇的な結末を迎える前にしっかりと存在感を示した」と、背番号38を称賛している。
またスコットランドの日刊紙『THE SCOTTISH Sun』は、「小柄なストライカーは完全に本能だけでプレーし、その結果は1回目のシュートとはまるで違うものとなった。(中略)前田はボールが足元へ転がると、考える間もなく身体を捻り、そのまま強烈に左足を振り抜いた。GKカルム・ウォードにとって為す術がないシュートは、ファーポストに当たってゴールへ吸い込まれ、アウェーサポーターを熱狂させた」とレポートを綴った。
続いて『Daily Record』紙は、「大舞台で準備万端の前田」と見出しを打ち、「今回もまた、セルティックが最も必要としている場面で、前田が結果を残した。日本人の『デュラセル・バニー』は、1点を決めるまでに3回のチャンスを要することがあるかもしれないが、彼の復調がなければ、このタイトルレースはとっくに決着していただろう」と評して、さらに以下のように賛辞を続けている。
「前田の同点ゴールは、完全に試合の流れに逆らう形で生まれ、攻守両面でセルティックを圧倒し、攻撃ではほとんど何もさせてくれなかったマザーウェルを驚かせた。そしてこのゴールは、瞬時に試合の空気を変えた。それは、マーティン・オニール監督率いるチームを奮い立たせると同時に、別会場でハーツが2-0とリードしていたことで意気消沈していたアウェーサポーターたちにも、再び希望を呼び起こした」
セルティックの地元グラスゴーの総合サイト『Glasgow World』は、10点満点の採点でチーム最高タイとなる「7」を前田に与え、寸評では「マザーウェルは明らかに彼への対策を徹底していたが、それでも日本人選手はゴールを決め、持ち前のスピードは終始、相手にとって脅威となっていた」と、その働きぶりを振り返った。
最後にサッカー専門サイト『Football Insider』は、「日本代表FWのパフォーマンスの価値は、単なる得点力だけに止まらなかった。このストライカーのエネルギーは非常に貴重であり、今季は魅力的なサッカーで知られる相手チームに対して、執拗にプレッシャーをかけ続ける上で大きな役割を果たした。(中略)オニール監督は、たとえ得点が生まれていない時期でも、28歳に対する信頼を決して失わなかった。そして前田は、チームにとって最も重要な場面で期待に応えてみせた」として、採点はチーム単独最高の「8」を付与している。
構成●THE DIGEST編集部
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