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テニス界のAI活用術、トップ選手は「ChatGPT」拒否?シフィオンテクと大坂なおみの選択<SMASH>

テニス界のAI活用術、トップ選手は「ChatGPT」拒否?シフィオンテクと大坂なおみの選択<SMASH>

試合に勝つため、対戦相手のデータを徹底的に分析する。テクノロジーが進化した現在では、データ解析の専門家をチームに招へいしている選手もいる。そして近年はAI(人工知能)の普及により、専門家を介さずとも、ある程度の情報を入手できる環境が整いつつある。

 では、トップ選手たちはどうしているのか。現在開催中のテニスツアー大会「イタリア国際」(5月5日~17日/イタリア・ローマ/クレーコート/WTA1000)の女子シングルスでベスト4進出を果たした元世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド/現3位)に対し、試合後の記者会見で興味深い質問が投げかけられた。それは「対戦相手の分析にChatGPT(テキストで質問すると回答してくれる生成AI)を使用するか?」というものだった。

 これに対してシフィオンテクは「使っていない」と回答し、次のように付け加えた。

「統計データは購入しています。専門家が分析したプロ向けのツールを使う方が良いと思うからです。だからChatGPTを使う必要性を感じません。他のトップ選手も、私と同じブランドか、この分野に特化した別の企業のデータを使っているはずです」

 さらに、「自分で統計データを検索しようとは思いません。データ量は膨大ですから。重要なのは、適切な情報だけを使うこと、そして情報過多にならないようにすることです。なぜなら、コート上で混乱を招くようなことは避けたいからです」と説明した。
  そんなシフィオンテクと同大会4回戦で対戦した大坂なおみ(同16位)にも、試合後にChatGPTに関する質問が飛んだ。答えは「まったく使っていない」と、シフィオンテクと同じだった。ただ、その理由は道徳的な観点によるものだった。

 これは、ChatGPTを稼働させるためのデータセンター設備の冷却に大量の水が使用されているとされる点を踏まえたもの。大坂は「ChatGPTを毎日使っている人がいるのは知っていますが、水を大量に消費すると聞いています。私は地球上の貴重な水を大切にしたいので、使うつもりはありません」と語った。

 テキストで質問を入力すると瞬時に回答してくれるChatGPTをはじめとする生成AIサービス。男子テニス元世界ランキング3位のステファノス・チチパス(ギリシャ/現75位)はかつて、ChatGPTを用いて自身の性格やプレースタイルなどを分析。その結果について、「恐ろしいほど正確だった」と驚きを口にしていた。

 日進月歩で進化を続けるAIによるサポート。それを選手生活に取り入れるかどうかは個々の判断になるだろう。しかし、選手を取り巻く環境は今後さらに進化していくはずだ。そうなれば、戦い方そのものも、これまでとは違ったものへと変わっていくのかもしれない。

構成●スマッシュ編集部

【動画】シフィオンテクと大坂なおみが対戦した「イタリア国際」4回戦ハイライト

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配信元: THE DIGEST

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