最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
W杯メンバー入りの21歳日本代表FWは降格の危機からチームを救えるか【現地発】

W杯メンバー入りの21歳日本代表FWは降格の危機からチームを救えるか【現地発】


 塩貝健人が所属するヴォルフスブルクは、34節まで残留の望みをつなぐことに成功した。一時期は上昇のきっかけとつかむこともできず、最下位転落の可能性さえあった。

 そんなチームに安定感をもたらしたのが、ディーター・へキング監督だ。監督としてブンデスリーガ通算450試合を達成したベテラン指揮官はディシプリンを何より選手に求めている。

 それはバイエルン戦での処置からもよくわかる。この試合、ヴォルフスブルクはモハメド・アムラとケビン・パレデスの二人を規律上の理由で、招集メンバーから外している。練習中に取っ組み合いの喧嘩があったという。

 へキング監督の説明は明確だ。

「我々がいま置かれているような(苦しい)状況において、意見が分かれる余地はない。規律は絶対だ。練習中のある瞬間、それが欠けていた。ならば、彼らはこの結果を受け入れなければならない」

 長い監督キャリアの中で、ヘキングはこうした局面を何度も経験してきた。 そして経験を積んだからこそ、冷静にやるべきことと向き合える。慌てることなく、本当に必要な部分だけに手を入れる。 

 残留を争うクラブにとって、安定した守備は絶対条件。フライブルク戦、そしてバイエルン戦でへキングは2トップに高さと強さのあるジェナン・ペイチノビッチとスピードのあるアダム・ダギムの二人を並べた。

 攻撃で変化をもたらす点も考慮されているが、それより重要視されているのが守備時の対応だ。精力的に、秩序正しくピッチ上でプレー判断をすることが求められている。
 
 クラブ内部では「ヘキングが来てからチームに落ち着きが戻った」という声も出ている。 それは戦術ボードの上だけではなく、ロッカールームの空気そのものを整えたからだろう。パニック状態だったチームは少しずつ地に足をつけ始めている。

 オーストリア代表MFパトリック・ヴィマーは1-1の引き分けに終わったフライブルク戦後に、「コンパクトに守れているし、システムもマッチ。相手にチャンスを与えないで戦えている。監督の手柄だと思う」とコメントを残すように、チームからの信頼も高い。

 5-3-2で守備をするヴォルフスブルクにとって、前線2人の守備はとても重要だ。ポジショニングとプレスのかけ方、相手ボランチへのパスコースの切り方が定まらないと、チーム全体の設計図が狂ってしまう。新加入選手が順応をするのを待てるほどの、余裕がないのが正直なところだろう。塩貝は、我慢強く出場機会が訪れるのを待たなければならない。

 リーグ終盤でようやくチームとして戦う下地を手にしたヴォルフスブルク。直近5試合で失点はわずかに5で勝点5をとるなど、結果にも結び付いてきている。

 だからバイエルン戦で塩貝にも出番が来た。そしてこの試合で1度ではあったが、決定機を作り出したのは大きい。

 わずか1キャップで北中米ワールドカップの日本代表メンバーに選出された塩貝は、短い出場時間でも大きな仕事ができることを証明し、チームを降格の危機から救えるか。

 ヴォルフスブルクは最終節のザンクトパウリ戦に勝てば、16位で2部3位との入れ替え戦出場を確定できる。

取材・文●中野吉之伴

【動画】包囲するバイエルン4選手を無力化した圧巻プレー→味方が超決定機逸

【記事】「大丈夫か?」「やめてくれ」日本の早朝、飛び込んできた“心配な一報”にSNS騒然「代表発表前に」「心配すぎる」
 
【画像】Jリーガーが好きな女性タレントは?長澤まさみ、ガッキー、広瀬すずらを抑えての1位は…
配信元: SOCCER DIGEST Web

あなたにおすすめ