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【DRAGONGATE】菊田がBen-K返り討ちでドリームゲート初防衛 KOG1回戦で吉岡戦決定も「圧倒的優勝」予告

【DRAGONGATE】菊田がBen-K返り討ちでドリームゲート初防衛 KOG1回戦で吉岡戦決定も「圧倒的優勝」予告

『THE GATE OF VICTORY 2025』後楽園ホール(2025年10月8日)
オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 ○菊田円vsBen-K×

 菊田がBen-Kを返り討ちにして、ドリームゲート王座初防衛に成功。試合後、32人参加のトーナメント戦『KING OF GATE 2025』の開催、そして1回戦での吉岡勇紀戦が発表されると、菊田は「圧倒的優勝」を予告した。

 菊田率いる新ユニット・我蛇髑髏は9・4後楽園大会で始動したが、その初戦でBen-Kが菊田のパートナー・箕浦康太を粉砕。菊田に対して「貴様から速攻でこの俺がベルトを奪い取ってやるよ」と宣戦布告し、1年3ヵ月ぶり3度目の戴冠を狙ってドリームゲート王座に挑むことに。前哨戦では互いに1度ずつ直接ピンフォールを奪い、抗争が激化した状態でタイトルマッチを迎えた。

 真っ向勝負を仕掛けたBen-Kが腹部攻めで序盤戦を有利に進める。しかし、セコンドの箕浦がBen-Kの足を掴んで動きを封じると、そこに菊田が蹴りを入れて逆襲。打撃の雨あられを浴びせて主導権を奪った。Ben-Kはアルゼンチンバックブリーカーやバックドロップで立て直したものの、コーナーに上がったところを菊田が足止め。串刺しヒップアタックを浴びせると、顔面にツバを吐きかけ、「かかってこいよ、Ben-K」と挑発した。

 これに呼応したBen-Kはエルボー合戦に持ち込むと、ショルダータックルで何度も正面衝突。大技のラリーに突入して、場内がヒートアップすると、一歩も引かないBen-Kはジャンピングヒップアタックをキャッチして、そのままジャーマンで投げ捨てた。再びエルボーを打ち合うと、今度は菊田の串刺しラリアット、串刺しヒップアタックがクリーンヒット。しかし、Ben-Kはムクリと立ち上がり、菊田の後頭部に頭突きをねじ込むと、コーナーマットめがけての投げ捨てジャーマンを敢行する。

 序盤で攻めた腹部めがけて串刺しスピアーも突き刺して攻勢を続けると、ここぞとばかりに必殺のスピアーへ。だが、これをキャッチした菊田は強引に投げ飛ばすと、ヒップアタックにつなげて、両者大の字に。両者への声援が交錯すると、死力を振り絞って立ち上がった2人は、ラリアットを打ち合う。Ben-Kはジャーマンスープレックスで完璧に投げると、ヒザ立ちの菊田にこん身のエルボーを連発。ヘッドバットに被弾するとふらついたものの、直後についにスピアーが火を吹いた。

 屈しない菊田がヒップアタックやラリアットを返しても、攻勢を止めないBen-Kはスピアーを再度ぶち込む。しかし、それでも沈まなかった菊田はヒップアタックを起点にラリアットを振り抜いてBen-Kを棒立ちに追い込むと、ローリングラリアットを一閃。3カウントを奪った。

 序盤こそ箕浦の介入があったものの、終盤戦は駆け引きなしの真っ向勝負でBen-Kを返り討ちにして、菊田がドリームゲート王座V1に成功した。

 「ほらな、やっぱり俺が一番強えんだよ。おい、Ben-K、まあみろ。お前はやっぱりゴミだったんだよ」とマイクで豪語した菊田。「ここ数年、このリング上で変化をもたらし、行動を起こしているのは誰だと思う? お前ら答えろ」と観客に迫ったうえで、「そうだ、今お前らが言ったとおり、この俺、菊田円だ」と言い切る。そして、「今日のBen-Kしかり、このリング上、この俺に勝てるヤツはいるのか。出てきてみろ。今、俺に勝てると思うヤツ、出てきてみろよ」と挑発したが、誰も姿を現さなかった。

 その代わりにリングに上がったのが斎藤了GMだ。「菊田、我蛇髑髏云々はおいといて、素晴らしいドリームゲートだった」と今宵のドリームゲート戦を称賛すると、DRAGONGATEシングルナンバーワンを決める毎年恒例の『KING OF GATE 2025』の開催を発表した。

 昨年はリーグ戦だったが、今年は2年ぶりにトーナメント形式に。選抜28名、ルイス・マンテを含む外国人選手3名、出場者決定バトルロイヤルの勝者による32名参加で行われ、11・6後楽園大会で開幕。12・3後楽園大会で準決勝&決勝が開催される。併せて、11・6後楽園大会で行われる1回戦のカードとして「ルイス・マンテvsISHIN」、「田中良弥vs帆希」、「土井成樹vsシュン・スカイウォーカー」、「菊田円vs吉岡勇紀」が発表された。

 菊田はD'Courage造反から遺恨を引きずる吉岡と激突することが決定。2023年7月の神戸ワールド記念ホール大会でドリームゲート王座を懸けて対戦した2人だが、菊田の造反&吉岡の復帰後は一騎打ちを行っておらず、久々のシングルマッチとなる。

 カード決定を受けて、菊田は「お前たちはKING OF GATE、そしてこの俺の対戦相手の吉岡勇紀に何を期待しているんだ?」と観客に問いかける。様々な声を引き出したうえで、「そうだよな。この俺の圧倒的優勝だな」と上から目線で断言。「吉岡勇紀、この俺とは格が違うんだ。お前みたいなゴミが1回戦で俺相手に奇跡を起こせると思うなよ。この俺はそんなに甘くない」と吉岡をバッサリと斬り捨て、「俺はこのDRAGONGATEの力の象徴、菊田円だ!」と咆哮して、後楽園大会を締めくくった。

 バックステージでも「お前には別に何もねえが、ただ俺が圧倒的力でお前を潰すだけだ」と予告した菊田。王者として頂点を見据える菊田と、3年ぶりのVで完全復活を果たしたい吉岡の戦いは、トーナメント戦の行方を占ううえで大きな意味を持つ試合になりそうだ。

【菊田の話】「Ben-K、お前は俺の足元にも及ばねえ。それからな、次11月、後楽園ホール。『KING OF GATE 2025』1回戦、吉岡勇紀。お前と俺では格が違えんだよ。レベルが違えんだ、お前と俺では。俺はこのDRAGONGATEの力の象徴、菊田円だ。吉岡勇紀、来月・後楽園ホール。お前には別に何もねえが、ただ俺が圧倒的力でお前を潰すだけだ」

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