最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
パリ五輪出場→北中米W杯メンバー“ゼロ”の衝撃。当人たちはフランス大会以降で初の事象をどう受け止めているか

パリ五輪出場→北中米W杯メンバー“ゼロ”の衝撃。当人たちはフランス大会以降で初の事象をどう受け止めているか


 北中米ワールドカップに臨む日本代表のメンバー発表から一夜明けた5月16日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンドEAST第17節の浦和レッズ対FC東京が行なわれた。

 注目は、5大会連続でW杯出場を射止めた長友佑都だったが、この日はベンチスタートで出番はなし。キャプテンの室屋成や若い佐藤龍之介らがチームを引っ張った。

 EASTで2位のFC東京は序盤からアグレッシブにゴールに迫った。35分にはリスタートから稲村隼翔のヘディングシュートが左ポストを直撃。後半にもマルセロ・ヒアンや橋本健人らの惜しいチャンスがあったが、1点が遠い。

 結局、0-0のまま90分が終了し、PK戦に突入。13人目までもつれ込んだ末に、FC東京が10-9で制し、勝点2を積み上げて首位の鹿島アントラーズにプレッシャーをかけた。

「今日は、浦和には枠内シュートを打たれていないし、チャンスもそんなになかったなかで、自分たちはけっこうあったんで。そこを決めなきゃダメってことに尽きますね」

 試合後のミックスゾーンで苦い表情を見せたのは、右サイドでフル稼働した佐藤恵允。確かにこの試合のシュート数は、浦和の5本に対し、FC東京が15本。佐藤恵自身も80分と86分にゴールを割れそうなシーンがあっただけに、「決め切れなかったのは個人の問題。決定力の問題です」と悔しさを噛みしめた。
 
 さらには「Jリーグで圧倒的な力を見せないと、ワールドカップ(のメンバー)には選ばれない。前日にメンバー発表がありましたけど、自分の中では悔しいので、その気持ちをもっともっとプレーで表わしていかないといけないと思います」とも語る。W杯メンバー選外の現実をひしひしと受け止めていたのだ。

 ご存じの通り、佐藤恵は2024年パリ五輪戦士の1人。2年前の大舞台で8強入りしたチームの22人のうち、今回のW杯メンバー26人に滑り込んだのはゼロ。有力視されていた藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)が落選したのもショッキングな出来事ではあったが、日本がW杯に初参戦した98年フランス大会以降、直近の五輪出場者がW杯メンバーに選ばれなかったのは、今回が初めてだという。

 もちろんパリ世代という意味では、久保建英(レアル・ソシエダ)、鈴木唯人(フライブルク)、鈴木彩艶(パルマ)、鈴木淳之介(コペンハーゲン)の4人がいるものの、パリ五輪出場という貴重な経験値を北中米W杯に還元できないのは事実。それは当人たちがしっかりと受け止めなければならないだろう。

「ブンデスリーガで試合に出ている譲瑠でも選ばれない厳しさ? それは感じました。僕らパリ五輪メンバーが1人も入っていないのは本当に悔しいですね。4年後は絶対に入れるようにやり続けるしかない。今、やっていることは全然間違いじゃないので、毎試合アピールしていきたい」と佐藤恵は神妙な面持ちでコメントした。

 彼はパリ五輪の後、Jリーグを経由することなく明治大からドイツ1部ブレーメンに加入。高みを目ざしたなか、1年半で帰国。2025年1月からFC東京で再出発し、現在に至っている。

 百年構想リーグではここまでチーム最多タイの5点を奪い、攻撃陣のキーマンとしてフル稼働しているが、代表という基準から見れば足りない部分も少なくない。それは本人もよく分かっているはず。ここから一歩ずつ前進していくしかないだろう。
 
 それは、同じくパリ五輪メンバーだった山田楓喜にも言えることだ。

「パリ五輪のメンバーも良い選手が揃っているのに、それでも北中米ワールドカップのメンバーに入れないのは、日本のレベルの高さ。僕らはもうこの大会には出られない。4年後に主体となっていけるようにしないと日本の未来は明るくないので、そこに出たいという欲はすごく強い。それは恵允も同じでしょうね」と山田は率直な思いを吐露した。

 強烈な左足を持つ彼も、パリ五輪の後、赴いたポルトガル1部ナシオナルで納得のいく結果を残せず、1年で古巣の京都に復帰。半年後の今年1月からFC東京に完全移籍した。
 
 現在はジョーカー的な起用が続き、浦和戦でも88分から佐藤龍に代わって出場。トップ下に入って1本、鋭いシュートを放ったが、得点という結果には至らなかった。

「今、僕も含めてパリ世代は苦しんでいる選手が多いと思いますけど、選手は苦しむ時期も大事。もがきながらも自分がやるべきことをしっかりやっていけば、先頭に立って日本を引っ張れる選手になれるはず。自分もその1人になれたらいいなと思います」と山田は自らに言い聞かせるように話していた。

 この先、パリ五輪経験者たちがどのような軌跡を辿るのか。それは近未来の日本代表の強化にも大いに関わってくるだけに、これを機にさらなる奮起を求めたいところだ。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

【画像】日向坂や乃木坂の人気メンバー、ゆうちゃみ、加護亜依ら豪華タレント陣が来場、Jリーグのスタジアムに華を添えるゲストを特集

【画像】Jリーガーが好きな女性タレントは?長澤まさみ、ガッキー、広瀬すずらを抑えての1位は…

【記事】「大谷翔平って何であんなに凄いの?」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる
配信元: SOCCER DIGEST Web

あなたにおすすめ