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自身初の世代別代表入りがW杯出場をかけたU-17アジア杯。無印だった男がプロ注目DFへ。岩下雄飛が描く次なる目標【現地発】

自身初の世代別代表入りがW杯出場をかけたU-17アジア杯。無印だった男がプロ注目DFへ。岩下雄飛が描く次なる目標【現地発】


 U-17日本代表は現地5月17日、サウジアラビアのジェッダ市内でトレーニングを行なった。

 小野信義監督が率いる若き日本代表は、U-17アジアカップのグループステージを首位で通過し、最初の目標だったU-17ワールドカップの出場権を獲得(各組上位2か国、計8か国が出場権を得る)。もうひとつのミッションであるアジア制覇に向けても順調に歩みを進め、12日の準々決勝ではタジキスタンを5−0で撃破して準決勝進出を決めた。

 19日に控えたウズベキスタンとのセミファイナルに向け、選手たちは1時間強のメニューを精力的に消化。前日がオフだった23名の選手たちは、疲労を感じさせずに汗を流した。

 今回最大のライバルと目されるウズベキスタン。今大会は危なげなく勝ち上がってきた日本にとって、間違いなく準決勝は厳しい展開が予想される。とはいえ、タフでハードなゲームを経験できる点は選手にとっても、チームにとってもプラスの材料。シビアな展開からしか学べない事象も多くあり、選手たちも気を引き締めながら次戦に視線を向けている。

 そうしたなかで、出番を虎視眈々と伺っているのが、DF岩下雄飛(東海大翔洋高/3年)だ。早生まれでチーム最年長となる岩下は、メンバー発表後にDF橋本凜来(FC東京/2年)の怪我で追加招集されたプレーヤー。このU-17アジア杯が自身初の代表入りで、海外遠征の経験も自チームで韓国に一度行ったことがあるだけだった。

「時差がこんなにある状況で、6時間もある国で試合した経験はないので」と苦笑いを浮かべた一方で、環境には順化しているのは心強い。(直前合宿のエジプトで)お腹を少し壊したけど、ホテルのご飯は美味しいし、日本食に近いのもあって米も野菜もしっかり食べられている」という言葉からも、長期に渡る海外遠征もストレスなく過ごせている。
 
 昨秋の国民スポーツ大会やSBSカップで静岡県選抜として活躍し、そのプレーが認められて勝ち取った代表入り。磐田の練習にも何度か参加するなど、将来性は高く評価されている。178センチとCBとしては決して大柄ではないが、対人プレーを得意とし、キックの精度も水準以上。初先発&初出場となったインドネシアとのグループステージ最終戦(3−1)は、3−4−2−1の右CBで強度の高いディフェンスを見せて勝利に貢献。また、右WBにも対応できる汎用性もあり、タジキスタンとの準々決勝は82分から右サイドに入り、クローザーとしてゲームを締めた。

 普段はプリンスリーグ東海でプレーしており、判断の部分で課題があるものの、本人はパフォーマンスに手応えを感じている。

「通用すると思ったのはロングキックと対人プレー。自分の持ち味は通用するなと思ったし、自分がやりたいプレーもできた」

 ただ、満足はしていない。インドネシア戦はほぼ突破が決まったシチュエーションで、タジキスタン戦は5−0の状況からピッチに立っただけ。シビアなゲームはまだ味わっておらず、本当の意味で自分の力が通用するのかを見極められていないからだ。

 高卒でのプロ入りを見据える男は日本を決勝進出に導き、自らの価値も示せるか。ウズベキスタンとの大一番。闘志を燃やす背番号2から目が離せない。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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