現地5月17日に行なわれた男子テニスツアー公式戦「イタリア国際」(イタリア・ローマ/クレーコート/ATP1000)のシングルス決勝は、第1シードで世界ランキング1位のヤニック・シナー(イタリア)が第23シードで同25位のキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-4、6-4で下して同大会初優勝。そしてこの結果、四大大会に次ぐグレードを誇るマスターズ1000シリーズ全9大会を制覇する“キャリアゴールデンマスターズ”を史上最年少の24歳で達成した。
男子選手史上2人目の歴史的快挙を成し遂げた若き王者に対し、先駆者である元1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現4位)も自身の公式インスタグラム(@djokernole)のストーリーズ(24時間で自動消去される投稿)を通じて祝福のメッセージを送っている。
まずはイタリア国際の大会公式インスタグラム(@internazionalibnlditalia)がシナーの優勝を伝えた画像を引用し、「驚異的だ!おめでとう、ヤニック!」と投稿。続けて同大会と男子ツアー配信ストリーミングサイト『Tennis TV』が共同で作成した、ゴールデンマスターズ達成者のジョコビッチとシナーの2人に王冠をあしらったオリジナル画像を添え、「“特別なクラブ”へようこそ」と綴った。
ジョコビッチは2007年の「マイアミ・オープン」(アメリカ/ハードコート)でマスターズ1000初優勝を飾り、18年の「シンシナティ・オープン」(アメリカ/ハード)を制して史上初のキャリアゴールデンマスターズを達成した。
一方のシナーは、23年の「ナショナルバンク・オープン」(カナダ/ハード)で同カテゴリー初優勝を経験。今回のローマ制覇により、ゴールデンマスターズ達成者のリストに名を連ねるとともに、昨年11月の「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス/ハード)から続くマスターズ連続優勝記録を6に伸ばした。
それだけではない。イタリア国際における地元選手の優勝は1976年のアドリアーノ・パナッタ(元4位)以来実に50年ぶり。加えて2010年のラファエル・ナダル(スペイン/元1位)以来となる、“同一シーズンにおけるクレーコートのマスターズ1000全3大会制覇”も達成した。シナーにとってはまさに“記録ずくめのタイトル”となった。
文●中村光佑
【画像】“ゴールデンマスターズ”達成者のジョコビッチ&シナーに王冠をあしらった特別ビジュアル
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