2024年のパリ五輪・柔道混合団体決勝で物議を醸した「疑惑のルーレット」を覚えているだろうか。
日本は決勝で開催国フランスと対戦。3勝3敗で並び、代表戦の階級をデジタルルーレットによって決めることになった。そして選ばれたのは「男子90キロ級」。
その結果、日本の斉藤立がフランスの絶対的王者テディ・リネールと対戦して敗北。しかしデジタルルーレットは抽選の過程や仕組みが見えないため、フランスに有利な抽選結果に、SNSでは不正を疑う声が続出した。「ずる」と掛け合わせて「ズルーレット」という造語が誕生したのだ。
そんな疑惑のルーレットについて、この試合に出場していたウルフアロンは「作為的だと思った」と明かすのだ。
東京五輪柔道金メダリストで、現在はプロレスラーのウルフは、5月16日放送の「おかべろ」(カンテレ)に出演すると、岡村隆史と次のようなやりとりを展開した。
日本の選手たちは試合後にみんな「やったな」と…
岡村「あれはもう、みんなどういう話し合いやったんですか。あんなデジタルの、あんなん、あきませんよね」
ウルフ「まあまあ、やってますよね、完全にね。やってるとは思うんですけど。(試合を)日本でやってて、日本だったらたぶんやらないと思うんですけど。勝ちを求めるんだったら、(フランスは)それがやれちゃう状況にあるわけじゃないですか。やるでしょう。結局、それで最後、負けているのは、やっぱり日本なので。代表戦が誰であっても勝てるチームじゃないといけない、っていうところはあるんで」
岡村「あの後は、何か話はしたんですか。日本メンバーの中で」
ウルフ「みんなで『やったな』って」
全員が不正を確信していたことを明かし、
「まあ、それを表で言ってるのは僕だけですね」
と付け加えたのだった。
当時、多くの人は「やったな」と思っていたが、やはり選手も同じ思いだったというわけだ。
(鈴木十朗)

