「使う前より美しく」とは、日本人の美徳を端的に表した考え方。
しかし以前X上では、この美徳を真っ向から否定する公衆トイレの様子に疑問の声が相次いでいたのだ。
■重要文化財のトイレ、酷すぎる状態にことの発端は、Xユーザー・あとさんが投稿したポスト。
「伏見稲荷の公衆トイレ、観光客の食べかけのアイスのポイ捨てで未使用のトイレットペーパーが使用できなくなっている」と綴られた投稿には、食べかけのアイスクリームがトイレ内に捨てられ、トイレットペーパーにべっとり付着している写真が添えられていた。
伏見稲荷の公衆トイレ
観光客の食べかけのアイスのポイ捨てで未使用のトイレットペーパーが使用できなくなってるここ最近こういうカスみたいな事する奴らが本当に多い pic.twitter.com/iWP1ku5eT7
— あと (@atoreiyu200001) April 10, 2026
トイレットペーパーは2点あり、片方はロールが半分以上残った状態で、もう片方は未使用の状態であったと見られる。
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■「外国人の仕業?」と疑問の声上がるが…こちらの光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「こんなことをする神経が理解できない」「近ごろ本当に、モラルの低下を感じます」「自分さえ良ければ、他はどうでもいいんだろうな」といった怒りの声が続出。
外国人にも人気で、世界的に有名な観光地であることから「外国人の仕業では?」という意見も少なからず寄せられていた。
しかし以前、国宝である滋賀県・彦根市の彦根城敷地内にてたばこのポイ捨てが話題となった際、売店の代表者に話を聞いたところ、「喫煙者の9割は日本人」という回答も得られている。
観光地で起こったモラル無き出来事を全て「外国人の仕業」と断定し、糾弾するのは、軽率と言えるだろう。
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■「もっと酷いケース」を発見者に聞いた京都府・伏見稲荷大社のトイレで目撃したという光景の詳細について、ポスト投稿主・あとさんに話を聞いた。
当該の光景は4月上旬に撮影されたもので、あとさんは「暖かくなって海外や国内からの観光客が増え、最近はアイスの食べ残しをトイレや、トイレ以外の場所へポイ捨てする人が多くなってきました」「こうした出来事にほぼ毎日遭遇するため、今回のトイレットペーパーにしても、神社が予備を用意してくれている好意を無碍にしており、怒りを感じます」と、心境を語る。
雨の日以外は「ほぼ毎日神社のゴミ拾いをしている」というあとさんは、「今回の光景より酷いケースは日常的にあります」と、いくつか例を挙げてくれた。
その内容というのが…予備のトイレットペーパーがあるにも関わらず排泄物がついた紙をそのまま放置する、飲食物を個室中に散乱させる、トイレットペーパーをロールごと便器に入れて使用不可にする、手洗い場に使用済みの紙おむつを放置する、手洗い場に数十本ものペットボトルや食べ物を放置する、など正に無法地帯である。
画像提供:あとさんやはり、あとさんも「こうした行為は外国人観光客だけではなく、日本人観光客も同様です」と、苦言を呈していた。
外国人のマナー違反を指摘する以前に、我われ日本人が規範となるマナーを示すのが重要ではないだろうか。こうした行為に覚えがある人は、厳に慎んでほしい。
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■執筆者プロフィール秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
