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佐久間麻由&本田七海インタビュー「仕事として成立させた上で、みなさんに上手く届けることを考えていく」新作舞台&ドラマで“好き”をカタチにしていくということ

佐久間麻由&本田七海インタビュー「仕事として成立させた上で、みなさんに上手く届けることを考えていく」新作舞台&ドラマで“好き”をカタチにしていくということ

俳優の佐久間麻由さん、映像プロデューサーの本田七海さんに、自身の“好き”をカタチにしていく仕事についてインタビュー。

佐久間さんは2026年5月20日(水)より始まる劇場・浅草九劇の舞台「裏緑特技悲喜話(うらみどりとくぎひきばなし)」への出演を控え、本田さんは企画・制作プロデューサーを務めた読売テレビ『スモークブルーの雨のち晴れ』が現在放送中ですが、佐久間さんは演劇プロデューサーの顔も持っており、本田さんもドラマに限らず朗読劇「BLUE&GREY」「Pink&Brown」など、BLの演劇コンテンツのプロデュースも出かけ、ひとつの肩書きに囚われずクリエイターとして活躍しています。

自身の“好き”をカタチにしていくことについて、おふたりに聞きました。

●5月20(水)より開幕する舞台「裏緑特技悲喜話」では、佐久間さんは出演だけでなく、企画・制作・プロデュースも務められていますよね。

佐久間麻由:そうですね。京都で生まれた劇団THE ROB CARLTON(ザ・ロブカールトン)の公演を観て、とても面白かったので、「ぜひ一緒にやりたいです!」と、キャプテンの村角太洋さんにお声がけしたことがきっかけでした。

今回の物語は、特撮モノの撮影現場を描いています。撮影の裏側に潜む切なさ、大人たちが試行錯誤してやりくりしていく滑稽さが、村角太洋さんの描く世界と合うのではとご提案したところ、特撮モノがお好きだったそうで、「ぜひやりましょう!」ということで決まりました。

●一例ですが、三谷幸喜さんの『ラヂオの時間』なども裏方のドタバタを描いてて、当時者は必死ですが、傍観するとコメディなんですよね。

佐久間:時間やお金に制限がある中、みんなの知恵で解決していることって沢山あって、かっこいいし面白いし、滑稽で、切ない。みんなで頑張って撮ったシーンがカットされていたりすると、もう本当に切ない(笑)。そういう撮影現場の悲喜交々が、「裏緑特技悲喜話」に詰め込めたらいいなと思っています。

●本田さんは読売テレビ『スモークブルーの雨のち晴れ』が現在放送中ですが、企画・制作・プロデュースを務められました。

本田七海:38歳のふたりの男性が主人公。元同僚でライバル同士、8年後にまったく別の職業で再会することで始まる大人のラブストーリーです。人生の酸いも甘いも受け取りながら進んで行くラブとライフのお話なんです。

キーになるのは、実は8年前にふたりは身体を重ねていたので、再会した時にどうなるのか、なんです。ただの知り合いではないふたりが再会した時に、どう歩んでいくのかが見どころになっています。

●本作には、佐久間さんも俳優として出演されていますよね。

本田:そうですね。武田航平さんが演じている主人公・朔太郎のお姉ちゃんの役で、朔太郎が仕事など、人生が上手く言っていない時期があって、落ちていく時期を支えていくお姉ちゃんなんです。

佐久間:すごくいいなんですよ(笑)。2人はとってもいい関係ですよね。

本田:一緒に住んでいますしね。そっと寄り添う感じで。

●クリエイター同士の共同作業は、また違った効果もありそうですね。

本田:役についてお話する際も、佐久間さんは作品の中でのお姉ちゃんの役割まで理解してくださっていたので、役作りについて深いレベルで話し合いながら進めることができましたし、撮影現場に臨めていました。とてもよかったです。

●なぜ佐久間さんは俳優をしつつ、演劇プロデューサーという裏方の役割も担われているのですか?

佐久間:元々は、自分が面白いと思ったクリエイターの方との創作機会を待つんじゃなくて、自分で創ってしまおうと声をかけたことがきっかけでしたが、俳優って作品に参加している時間が圧倒的に少ないなと思っていて、今は、もっと作品にコミットしたいと言いますか、自分が関わる作品に責任を持ちたいと思ってやっています。

ただ、必ずしも出演することをマストだとは思っていなくて、実際は自分が出演することで公演予算を下げられるという、悩ましい事情もあったりします。両立することを数年続けてきてみて、いまが過渡期だなとも思っていて、公演として目指していることを考えると、自分の企画公演には出演しない方がいいという想いは強くなっています。それぞれに100%注力する時間が物理的にないので、その分、周りの方のフォローのお陰でなんとか成り立っている現状もあるのと、心残りも生まれてしまっているので。

●反対にテレビプロデューサーの佐久間宣行さんのように演出家や放送作家の方が表に出て来ることもめずらしくない時代ですが、その点本田さんはいかがですか?

本田:それで言うと、最近Xのアカウントを作りました(笑)。そこで企画したドラマを観てくださった方たちと交流ができて、それが楽しい。観てくださるお客様と交流ができて、沢山お話できるなら、全然表に出ることはやってみたいです。作り手と受け手が一つの物語や好きなものについてフランクに話せるコミュニティを作れたら面白いなと思っています。

佐久間:わたしは、最近〝語り部〟って大事だなと思ってるんです。活動について外側から語ってくれる人。わたし自身、それこそ佐久間宣行さんや沢山の方に語ってもらったことでこうして続けていられるなと思っているので、その恩を返していくためにも、今後は、良いと思うものや好きなものについて語れる場を作っていきたいなと思っています。

あと、プロデュースや企画って、とても大変だなと思っていて、言葉にしていくことで、同じように悩んでいる人と苦労を分かち合えたらいいなと思っています。

●最近ではポッドキャストという方法もありますよね。静かにブームというか。

佐久間:そうですよね。クリエイターの方のポッドキャストやラジオを聞いて、元気をもらっています。

本田:自分の経験や考えを共有することは面白いですよね。逆に視聴者の方から思ってもみなかった感想を聞くことができるもあるのでSNSをやっていてもそのあたりが特に面白いなと感じます。

●おふたりとも“好き”をカタチにされていますが、そういう仕事をしていくうで大切なことは何でしょうか?

本田:わたしの場合は、とにかく熱量があることを言い切れる自信があります。「ドラマが好きです!」「BLが好きです!」と言い切れます。これは言ったからには、自分をそのレベルにまで高めていかないということなので、努力もすることになる。だから口に出して言っていく。そうすることで、レプロに入った後にも様々な方に支えていただきながら成長できたので、それが大事かなと思います。

佐久間:わたしはまだ未熟すぎて答えるのも恐縮なのですが、好きを仕事にすることって、本当に難しいいな思うんです。私の場合、〝好き〟なものをたくさんの方と共有したいという想いがあるから、まずはなるべくたくさんの方に〝面白そう〟と思ってもらうことが大切なのかなと思っています。

本田:作品作りは大好きなのでこれからも続けていきたいのですが、プロデュース視点になって、一つの作品を仕事として成立させようとした時に、事業として成立させることも考えないといけないですよね。関わった人たちの仕事を仕事として成立させた上で、みなさんに上手く届けることを考えていかないといけない。作りたいものを作りたいだけでは進まなかったりもする。事業として成立させることも重要なことかなと思います。

佐久間:演劇は、出来上がったものを受け取るだけではない面白さがあります。その瞬間、そこで産まれ続けるものの面白さがある。音楽やお笑いなどのライブにそれを感じている方も沢山いると思いますが、演劇も面白いよって、伝えるために頑張っていきたいです。

●今後、新たにコラボなどいかがでしょうか?

佐久間:ちょうど今、そのことを話していたんです。実はわたしたちの共通点としてお笑いが好きということが分かったので喜劇で何か企画できたらいいなと。まずは映像でできたら(笑)。

本田:何か企画しましょう(笑)!

●舞台「裏緑特技悲喜話」
https://www.sha9sha9to.com/
https://asakusa-kokono.com/kyugeki/2026/02/id-15038

●読売テレビ『スモークブルーの雨のち晴れ』
https://www.ytv.co.jp/smokeblue/

(執筆者: ときたたかし)

配信元: ガジェット通信

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