女子テニス界の新星として注目を集める世界ランキング9位の19歳ビクトリア・エムボコ(カナダ)が、名コーチとして知られるウィム・フィセッテ氏(ベルギー/46歳)を試験的にチームへ迎え入れたと、米『Tennis World USA』など複数のメディアが報じている。
既報の通りフィセッテ氏は2024年から約17カ月にわたり仕事を共にしたイガ・シフィオンテク(ポーランド/元1位/現3位)とのコーチ契約を今年3月に解消。それから約2カ月、今度は次代の女子テニス界を担うエムボコとトライアルながらタッグを組み、再びトップ10選手の指導にあたることとなった。
エムボコは今年3月の「マイアミ・オープン」(WTA1000)で準々決勝敗退を喫した直後に4本の親知らずを抜く施術を受け、クレーコートシーズン序盤は欠場。4月の「マドリード・オープン」(WTA1000)で約1カ月ぶりの実戦復帰を果たすも初戦(2回戦)敗退に終わり、先日の「イタリア国際」(WTA1000)は体調不良を理由に出場を見送った。
そのエムボコは現在開催中の「ストラスブール国際」(5月17日~23日/フランス・ストラスブール/クレー/WTA500)に本戦ワイルドカード(主催者推薦)を申請。出場許可を得た後、会場でフィセッテ氏と練習している姿が目撃されていた。
フィセッテ氏はこれまでにシフィオンテクや大坂なおみ(元1位/現16位)、シモナ・ハレップ(ルーマニア/元1位)ら複数の元世界女王を指導。大坂とシフィオンテクをそれぞれ四大大会制覇へ導くなど、輝かしい実績を誇る名将だ。
すでにWTA1000のタイトルを持ち、まだ19歳にしてトップ10入りも果たしているエムボコが、悲願の四大大会初優勝と世界ランキング1位到達を目指していることは周知の事実。フィセッテ氏とのタッグ結成は、その目標達成を見据えたものであるとみられる。結果を残せれば、両者の協力関係が継続される可能性は十分にありそうだ。
文●中村光佑
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