3月、4月は17勝9敗1分と好調だった阪神タイガースが5月に入ると一転、6勝8敗と苦しい戦いが続いている。チーム同様、調子を落としているのが森下翔太だ。
ここ4試合は17打席連続無安打。5月の打撃成績は14試合で打率2割1分8厘、3本塁打、6打点と苦しんでいる。開幕直後の3月、4月は打率3割1分4厘、7本塁打、18打点と大暴れだっただけに、急降下ぶりは余計に目立ってしまう。
不調の理由は何か。野球解説者の福留孝介氏が5月19日放送の「おはよう朝日です」(ABCテレビ)で分析していた。いわく「5月病」。キッパリそう言い切ったのだが、
「開幕からずっとやってきて、ここで疲れが出てくる。9連戦があったり、チームを引っ張っていましたから、少し疲れが出てくる時期かな」
処方箋は極めて簡単なもので、
「薬は必要なし。サウナに入って気分転換しよう。こういった時に一生懸命やっても仕方ない。悪い時に皆さん、一生懸命やろうとする。フォームを変えたり、いろんなことをするんですけど、僕は何も変えなかった。悪い時に一生懸命やっていると、悪いクセしかつかない。なので、逆にいい時に一生懸命やる。だから今はゆっくりと落ち着いて何もせずにサウナに入ったり、気分転換したりというのがいちばんいい」
掛布雅之OB会長は「あのデッドボールによって体が反応する」
森下については阪神OB会長の掛布雅之氏も、5月18日に更新した自身のYouTubeチャンネルで言及。5月13日のヤクルト戦(神宮)の1打席目に、左ヒジ付近に死球を受けたことが要因だと指摘した上で、心配無用と断じている。
「あのデッドボールが当たったことによって、やはりインコースの恐怖心というのは、あるなんて言うバッターはいませんけども、体が反応する場合がある。もうちょっと森下には、ファンの方たちは時間をあげてほしい。もうちょっとしたら絶対、上がってきますので。左肩がデッドボールによって、ちょっと開かされたと思う。そのあたりの修正は、森下ほどの選手であれば、ゲームの中でできると思う」
5月19日の中日戦は、年に一度の倉敷での開催。しかもドラ1・立石正広の1軍デビュー戦でもあり、気分転換にはうってつけだ。森下の復活に期待したい。
(鈴木十朗)

