ロサンゼルス・レイカーズのオースティン・リーブスは今夏、1490万ドルのプレーヤーオプションを破棄し、完全FA(フリーエージェント)になると見られている。もっとも、バックコートの相棒ルカ・ドンチッチがチームに対し、今後もリーブスと一緒にプレーしたい意向を伝えていると報じられており、延長契約を結ぶ見込みだという。
元NBA選手のブレンダン・ヘイウッドは、たとえリーブスに第2オプションを務めるだけの才能があるとしても、ドンチッチとのコンビ継続は理想的ではないと考えているようだ。
現役時代にマイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズと共闘し、2011年にダラス・マーベリックスで優勝経験のあるヘイウッドは、ポッドキャスト番組『TFU Podcast』出演時に今後のリーブスとレイカーズについて持論を展開した。
「オースティン・リーブスはチームで2番目に優れた選手になれると思う。でも、ルカ・ドンチッチがいるチームで彼が第2オプションになることを、私は好ましく思わない。なぜなら、11月の時点で攻略法が見えてしまうからだ。シーズン序盤から、プレーオフシリーズでどうやって倒すかがわかってしまうんだ」
今季のドンチッチはリーグ1位の平均33.5点、リーブスは自己最多の平均23.3点をマークした。しかし、どちらもディフェンス面では問題を抱えており、相手チームは守備で彼らを狙ってくる。
ヘイウッドは弱点があるスターでも優勝することはできるが、攻守に優れた選手に比べると格段に難易度が上がるという。
「私はルカやオースティンのような選手を“欠点のあるスーパースター”と呼んでいる。時にはSGA(シェイ・ギルジャス・アレキサンダー/オクラホマシティ・サンダー)のように、守れて、パスもできて、得点もできる“完璧な選手”がいる。
欠点のあるスーパースターでも勝つことはできる。ただ、その場合はずっと難しくなるんだ。数か月も前から、(コーチ陣は)彼らを守備でどのように隠すか計画しなければならないからね」
ヘイウッドは自身が2010-11シーズンにマブズでプレーしていた際、チームがプレシーズンを通してゾーンディフェンスを重点的に練習していたことを回想。その理由を当時のアシスタントコーチに尋ねたところ、「プレーオフで相手チームが(大黒柱の)ダーク・ノビツキーを守備で狙ってくることを想定して、準備している」と説明を受けたと明かした。 そのシーズンのマブズはディフェンシブ・レーティングでリーグ8位を記録し、フランチャイズ初優勝を達成。その翌年から連覇を達成したマイアミ・ヒートも、12年はレーティング4位、13年は同9位と高水準のディフェンスを誇っていた。
ヘイウッドは続ける。
「(ヒート時代の)ドゥエイン・ウェイドとレブロン・ジェームズがなぜ素晴らしかったかわかるかい?彼らはどちらも守備で隠す必要がなかった。それが違いなんだ。それこそが、今のレイカーズが抱える問題だよ。リーブスには払うべき金額を払わなければならない。彼はそれだけの価値がある。でも、今度は彼とルカの守備の弱点をどう補完するかを常に考える必要がある」
今季のレイカーズはレギュラーシーズンのディフェンシブ・レーティングでリーグ20位(115.5)に沈んだ。さらに、サンダーにスウィープ負けを喫したカンファレンス準決勝では平均119.8失点、レーティング125.4と課題を残した。
リーブスのほか、今夏にはレブロン、八村塁、ルーク・ケナードが完全FA、マーカス・スマート、ディアンドレ・エイトンがプレーヤーオプションになる。
主力の引き留めに守備力の向上――2020年以来の王座奪還に向け、名門のオフの動きが注目される。
構成●ダンクシュート編集部
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