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「重圧をネイマールに分散?」「ペドロ落選は二番目の驚き」アンチェロッティは“策士”――ブラジル人記者が深掘る「最も悪い状況」のセレソン

「重圧をネイマールに分散?」「ペドロ落選は二番目の驚き」アンチェロッティは“策士”――ブラジル人記者が深掘る「最も悪い状況」のセレソン


 森保ジャパンのワールドカップメンバー発表から3日半――日本時間5月19日の早朝、カルロ・アンチェロッティ監督が率いるブラジル代表の26人もついに明らかになった。

 現在34歳のスーパースター、ネイマールが約2年半ぶりに復帰した一方、チェルシーでゴールを量産しているジョアン・ペドロは落選。また、マンチェスター・ユナイテッドからベティスに移籍して輝きを放つアントニー、大舞台での実績を誇るリシャルリソン、怪我を負ったロドリゴ、エステバン、エデル・ミリトンも選外となった。

 世界的に関心を集めているセレソンの面々を、ブラジル人記者のチアゴ・ボンテンポ氏に深掘りしてもらった。

――◆――◆―― 
 
――ネイマールの復帰が大きな話題になっています。昨年の夏に発足したアンチェロッティ体制では初の招集ですね。

「驚きました。ほとんどの人はネイマールが選ばれないと思っていましたね。アンチェロッティはこれまでずっと彼を呼んでいなかったので、ワールドカップにも選ばれないだろうと。ブラジルの国民のほとんどが『もう無理だろう』と感じていたと思います。

 たくさんの人が『ネイマールはもうワールドカップのような高いレベルでプレーできない』と考えていました。数年前から怪我ばかりでしたし。でも最近はサントスで怪我なく出場を続けてチームに貢献しています。とはいえ、サントスは今、降格争いをしていて、非常に苦しんでいます。ネイマールがあまり良くない試合もあったので、『彼のキャリアはもう終わりだ』と考えている人も多いと思います」

――ネイマールはワールドカップで活躍できると思いますか?

「最近は調子が良いですし、やっと本気でやっている印象です。それまではピッチ外で遊びを優先するような行動が見られましたから」

――控えなのか先発なのか。ポジションも含めて、どのように起用されると考えますか?

「ネイマールはたくさんの役割をこなせるので、多くの選択肢があります。センターフォワードもトップ下もできますし、それはトレーニング次第でアンチェロッティが決めるでしょう。おそらく監督自身もまだ迷っていると思います。ネイマールを招集したのは初めてなので、練習でたくさんのオプションを試したいと考えているはずです」
――プレミアリーグ4位の15ゴールを挙げている、ジョアン・ペドロが外れた件についてはどう思いますか?

「それも驚きました。でも一番の驚きはネイマールです。二番目がジョアン・ペドロの落選ですね」

――攻撃の要となる絶対的なセンターフォワードは不在ですね。

「センターフォワードはブラジル代表の一番の問題点かもしれません。アンチェロッティが就任してから、またその前からたくさんの選手を試してきましたが、誰も上手くいきませんでした」
 
――41歳のチアゴ・シウバも落選しました。前回のカタール・ワールドカップ以来、代表から離れているなか、驚きはありませんでしたか?

「年齢的なことを考えると、驚きの声はあまりありませんでした。

 チアゴ・シウバはとても良い選手だと思います。ただ、ブラジルではほとんどの人が『彼の前の世代のセンターバックの方が優れていた』と考えています。チアゴ・シウバには『メンタルが弱い』という評価があります。ブラジル・ワールドカップで彼が泣いていた時、多くの人が『臆病でダメなキャプテンだ』と厳しく批判しました。

 もちろん、彼のメンタルは強いはずです。この年齢までヨーロッパのトップレベルで活躍し続けるには、強いメンタリティが必要です。しかし、代表の重要な場面で、メンタルが弱そうに見えてしまったのです」

――19歳の逸材、エンドリッキの選出に関してはどうですか?

「エンドリッキが選ばれて良かったと思っています。将来を考えたら、現在19歳のエンドリッキとエステバンが次のエース候補です。エステバンはまだすごく若いですが、すでに(ブラジル代表で)スタメンレベルの選手になっています。そしてエンドリッキも、今回のワールドカップで活躍できると思っています」
――今のブラジルのチーム状態はどう見ていますか。

「今のブラジルは、私が1994年から代表をフォローしている中で最も悪い状況です。これまで一番悪かったのは2001年で、あの時は誰も日韓ワールドカップで優勝するとは思っていませんでした。今と状況は似ていますが、2002年の代表にはロナウド、リバウド、ロベルト・カルロス、ロナウジーニョといったワールドクラスの選手がたくさんいました。今は全盛期を過ぎたネイマールしかいません。キャリアの終盤に差し掛かっている彼がいる今の代表は、2002年と比べてもっと心配です。

 この1年で試合内容は少し良くなりましたが、まだワールドカップで優勝できるレベルではありません。酷い試合がたくさんありました。良い選手はたくさんいます。ヴィニシウスはレアル・マドリーのエース、ラフィーニャはバルセロナのエースです。しかし、なぜかチームとして機能しない。なぜレアルやバルセロナでの活躍が代表でできないのか。だからブラジルのサポーターは、ヴィニシウスやラフィーニャをあまり信頼していません」
 
――26人の選手の中で、個人的に一番期待している選手は誰ですか?

「個人的に期待しているのはエンドリッキです。ただ、世間の注目と期待はネイマールに集まっていますね。アンチェロッティがネイマールを選んだのは、自身の将来を考えてのことでもあると思います。もしネイマールを呼ばずにワールドカップで失敗したら、監督のせいにされる。でもネイマールを選んで失敗すれば、ネイマールのせいにされますから。

 現実的に考えて、アンチェロッティがわずか1年で優勝できるチームを作るのは非常に難しい。だから、次のワールドカップを目指した方がいい。しかし、ブラジルはプレッシャーがものすごいです。ワールドカップで負ければ、たとえ準優勝でも全てがダメだとされます。監督も選手も交代すべきだという意見が出る。だから監督にかかるプレッシャーを、ネイマールに分散させる狙いもあるかもしれません」

――アンチェロッティ監督は先日、契約を2030年まで延長しました。次のワールドカップでも指揮を執る模様です。これは長期的な視点に立っているということでしょうか?

「その通りです。ただ、もし今回のワールドカップで大失敗すれば、契約解除を求める声が上がる可能性はありますね」

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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