
【問題】
口の中でスイーツがとろける、チーズがとろける――日常的に使う言葉ですが、漢字で書かれると一気に難問に変わります。見たことはあっても、すんなり読める人は少ないかもしれません。
★ ヒント
固形のものが熱などで柔らかくなり、溶けるように崩れる様子を表します。「蕩」という漢字には「揺れ動く」「だらしなくなる」といった意味もあり、「放蕩(ほうとう)」という熟語にも使われています。
【解説】

「蕩ける」は「とろける」と読みます。固体が熱で柔らかく溶けていく様子や、心が甘美な感覚でうっとりする様子を表す言葉です。「蕩」の字には「水が揺れ動く」「洗い流す」といった原義があり、そこから「形が崩れる」「心が揺らぐ」という意味に広がりました。「蕩」を使った熟語には「放蕩(ほうとう)」「蕩尽(とうじん)」などがあり、いずれも何かが崩れたり消えたりするニュアンスを含んでいます。日常では「とろけるチーズ」「とろけるような笑顔」のようにひらがな・カタカナで目にすることがほとんどですが、漢字表記を知っていると表現の幅が広がります。グルメ記事や小説などで見かけたときに、さらりと読めるとかっこいい一字です。
普段何気なく使っている言葉ほど、漢字にすると新鮮な発見がありますよね。次回も思わず誰かに教えたくなる難読漢字をお届けします!



