
TVアニメ『逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件』キービジュアル (C)ももよ万葉・三登いつき・ながと牡蠣/SQUARE ENIX・逃げ釣り製作委員会
【画像】え、「顔は良いけど…」「残念すぎ(笑)」こちらが婚約破棄の相手を間違えた、「ポンコツ王子」です(6枚)
定番を覆す「新感覚」の魅力
2026年春アニメも多くの作品が折り返し地点です。作品によっては、タイトルやビジュアルだけで「定番」かと思われていた作品のなかに、視聴者の予想をいい意味で裏切った作品もありました。
※本記事では『逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件』『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』『淡島百景』のネタバレを含みます。ご注意ください。
婚約破棄から始まる作品には、破棄された側が成功を成し遂げて相手を見返すという展開がよく見られますが、『逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件』(原作:ももよ万葉/原作イラスト:三登いつき/漫画:ながと牡蠣)は違います。
本作も、公爵令嬢「マリーア・アンノヴァッツィ(CV:芹澤優)」(通称:ミミ)が第一王子「レナート・ディ・ルビーニ(CV:田丸篤志)」に婚約破棄を告げられるところから始まります。
しかし、レナートはミミを本当の婚約者の「アイーダ・アメーティス(CV:早見沙織)」と間違えたうえ、アイーダに思いを寄せる弟にその座を譲ろうと婚約破棄を申し出たのです。レナートの作戦は失敗に終わったものの、この一件をきっかけにレナートはミミに婚約を申し入れ、幸せなストーリーが続きます。
意表を突く展開に、視聴者からは「コメディに全振りした掴みが良い」「キャラ設定が斬新」「キャラデザがどこか平成感がある」と好評を得ました。
『逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件』は、毎週水曜日24時よりTOKYO MX、BS11にて放送中です。
まさかの婚約者視点で進む斬新な悪役令嬢もの

TVアニメ『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』キービジュアル (C)しき・アルファポリス/バーティア様を愛でる会
アニメ『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』(原作:しき/原作イラスト:八美☆わん/マンガ:蓮見ナツメ)は、乙女ゲームの悪役令嬢に転生した「バーティア・イビル・ノーチェス(CV:富田美憂)」が、婚約者の王太子「セシル・グロー・アルファスタ(CV:小林裕介)」と本当のヒロインを結ぶために自身の「破滅エンド」を目指すも、空回りする物語です。
悪役令嬢ものは令嬢視点で物語が進むことが多いですが、本作はセシルの目線で物語が進むため、新感覚の悪役令嬢ものとして楽しめます。第3話ではついに乙女ゲームのヒロインが登場するもセシルにとことんスルーされ、第4話ではシナリオ通りに進まない状況に痺れを切らしていました。
視聴者からは、「テンポ良く話が進んで良い」「本人は悪役令嬢になりきっているつもりだけど、はたから見るとまったく悪役感ないのが新鮮」と評価する声があがっています。
『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』は、毎週月曜日22時よりTOKYO MXほかにて放送中です。
過去の「終わった話」も描かれる歌劇がテーマの作品

TVアニメ『淡島百景』キャラクター集合ビジュアル (C)志村貴子・太田出版/淡島百景製作委員会
舞台に立つことを夢見て「淡島歌劇学校」に集まった少女たちの日々を、視点や時代を変えてオムニバス形式で描く『淡島百景』(作:志村貴子)も、歌劇もののなかで異彩を放つ作品です。
歌劇ものは重い展開を乗り越えて未来に向かっていくことが多いイメージですが、本作は複数の時間軸が行き来して描かれており、重い過去も「すでに終わったもの」として描かれます。
視点や時代軸を変え、夢をみる少女たちの光と影を鮮明に描いた本作には、視聴者から「人間関係を立体的に絡ませたオムニバス形式の物語に惹きつけられた」「その時代の人物の気持ちが滲み出てくるようで心に沁みる」と絶賛の声が絶えません。
『淡島百景』は、毎週木曜日25時45分よりフジテレビほかにて放送中です。
