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小惑星プシケを目指す探査機サイキ、火星でのフライバイを実施し撮影画像を公開

小惑星プシケを目指す探査機サイキ、火星でのフライバイを実施し撮影画像を公開

小惑星プシケを目指すNASA(アメリカ航空宇宙局)の探査機サイキが、2026年5月15日、火星でフライバイ(スイングバイ)を実施しました。最接近時にサイキは火星表面から4609kmまで接近。探査機は火星の重力を利用してスピードをあげ、また軌道の角度をわずかに変えることに成功しました。

サイキ探査機がとらえた火星画像

この画像はフライバイに向け接近しつつあるときに撮影された火星の画像です。サイキは逆光に近い角度から火星に接近したため、三日月のような形に見えています。

こちらは最接近の直後に撮影した火星の画像です。火星の左側で白く見えているのは南極冠で、右の方にはマリネリス峡谷が見えています。

こちらは火星の南極冠付近のクローズアップ。水の氷を豊富に含む南極冠は700km以上にわたり広がっています。

こちらは火星の大シルチス地域の一部をとらえた画像。風によって形成された白い筋状の模様が多く映っています。画像下部の中央付近に映るクレーターの直径は50kmほど。白い筋模様もクレーターの直径と同じくらいに伸びているのがわかります。

画像右上に直径約470kmのホイヘンス・クレーターが映っています。ホイヘンス・クレーターは、火星の南緯15度付近にある二重リングクレーターです。画像にはその周囲に広がるクレーターが密集する地域が映っています。色は強調されており、色の違いは塵や砂、岩などの組成の違いによるものとみられます。

火星でのフライバイの際、画像撮影のほか磁力計やガンマ線分光器、中性子分光器などによる観測も行われました。火星の観測は小惑星到着後の予行演習の意味もありました。

探査機は小惑星プシケへ

サイキは2023年10月に打ち上げられた探査機で、火星軌道と木星軌道の間にある小惑星帯の小惑星プシケを目指して航行中です。プシケは幅が最大280kmほどで、金属が体積の多くを占めているとみられる小惑星です。小惑星の金属核が露出したものである可能性があります。このような金属が豊富な小惑星を目指すミッションは史上初。

プシケへの到着は2029年8月の予定です。到着後、サイキは小惑星を周回しながら観測を行います。

サイキ探査機について詳しくは以下の記事をご覧ください。
→「金属が豊富な小惑星を目指す探査機サイキ」

(参考)航行中の探査機サイキが2億9000万kmの彼方からとらえた地球と月

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU

(参照)NASA

配信元: アストロピクス

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