
異世界に召喚された少年ナツキ・スバル(CV:小林裕介)が、死して時間を巻き戻す『死に戻り』の力を使い、過酷な運命に立ち向かっていく姿を描く『Re:ゼロから始める異世界生活』。その待望の4th seasonが放送中だ(毎週水曜夜11:00-11:30ほか、TOKYO MX・AT-Xほかで放送/ABEMA・dアニメストア・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)。第72話では、初代『剣聖』レイド・アストレア(CV:杉田智和)の圧倒的な強さと、ユリウス・ユークリウス(CV:江口拓也)とスバルの絆を描いた「ユリウス・ユークリウス」が放送された。(以下、ネタバレを含みます)
■エミリアの渾身の一撃と、レイドの圧倒的な強さ

第二層の試験官であるレイドに一対一で挑むユリウス。しかし、レイドは箸を使った攻撃でユリウスを赤子のようにあしらい、彼を圧倒する。アナスタシアの体を借りる襟ドナ(CV:植田佳奈)も魔法で応戦するが、すべて斬り払われ、ユリウスは為す術もなく一方的に敗北してしまう。そこに名乗りを上げたのがエミリア(CV:高橋李依)だ。「一歩でも、あなたを動かせたら私たちの勝ち」という条件を取り付け、多彩な魔法攻撃を繰り出す。しかし、レイドはそれらをすべて箸で弾き落としていく。さらに、エミリアの隙をついて箸で彼女の胸を撫でるなど下世話な行為までする余裕を見せたが、エミリアは意に介さず、渾身の一撃を隙だらけなレイドの脳天に叩き込むのだった。
箸一本で相手を蹂躙するレイドの底知れない強さと、バトルシーンの滑らかな作画は見応え抜群。圧倒的強者に対して、怯むことなく一撃を入れるエミリアの強さと偶然が味方した展開は、緊迫した空気を一気に和ませてくれる。SNS上でも「箸で圧倒するレイド強すぎ…」「戦闘シーンの作画がぬるぬるで最高」「エミリアの攻撃、声は可愛いのに威力エグいwユリウスとの対比が面白い」「初代剣聖の傍若無人っぷりと強さがヤバい」と、両者の激しい戦いに沸く声があふれた。

■ユリウスの敗北と、スバルとの確かな絆

レイドに圧倒されたユリウスの心には深い傷が残されていた。精霊からの助力を失い、純粋な剣技だけで戦うしかないという状況にも拘わらず、彼は誰にも告げずに単身で再びレイドに挑む。しかし、結果は同じく圧倒的な敗北。ボロボロになったユリウスを、スバルは背負って長い階段を下りていく。途中で目を覚ましたユリウスは、スバルの背中から降りて一人で歩こうとするが、足がおぼつかない。スバルは「馬鹿野郎!」と叫び、再びユリウスの肩を担ぐ。「お前をこの階段に、独りきりにしてやるもんか」というスバルの言葉に、ユリウスは「すまない」と小さくつぶやくのだった。
最後のシーンでは、ユリウスがかつて王城でエミリアの騎士を勝手に名乗ったスバルの姿に感銘を受けていたことが明かされる。誰からも信じられず、無様で滑稽に見えたあの時のスバルに、ユリウスだけは心を動かされていたのだ。実力や立場の違いはあれど、二人は互いの痛みを分かち合い、認め合うに至った。ファンからも「ボロボロのユリウスにスバルが肩を貸すシーンで涙腺崩壊。同じ痛みを分かち合う二人が最高」「王選の頃の痛々しいスバルに感銘を受けていたユリウス…壮大な伏線回収で鳥肌」「ユリウスとスバルの階段シーンが切なくて泣いた」と、二人の絆に涙する声が殺到した。
圧倒的な強さを誇るレイドの登場と、ユリウスとスバルの絆の深まりが描かれた第72話。果たしてスバルたちは、この過酷な試験を乗り越え、プレアデス監視塔の謎を解き明かすことができるのか。次回のレビューもお楽しみに!
◆文/岡本大介


