
本作は、1989年の公開以来、人々から愛され続けるスタジオジブリの名作。角野栄子による同名の児童文学を原作とした長編アニメーション映画で、魔女の血を受け継ぐ13歳の少女キキは、魔女のしきたりに従い、相棒の黒猫ジジとともに故郷を旅立ち、一人前の魔女になるための修業として見知らぬ町で生活をはじめることに。期待に胸膨らませていた新生活だったが、思うようにはいかないことも。そんななかで、さまざまな人との出会いを通じ、成長していく姿が描かれる。思春期の少女の感情の機微が丁寧に紡がれながらも、宮崎監督ならではのダイナミズムあふれる、魔法でホウキに乗って空を飛ぶシーンや、どこかヨーロッパの街を彷彿とさせる町並みの美しさなどが、長きにわたり観客の心を惹きつけ、愛され続けてきた。
今回の4Kデジタルリマスターでは、映像の細部に至るまで鮮明になり、感情豊かなキキの表情、相棒の黒猫ジジのかわいらしい動きに、美しい町並み、そして高揚感溢れる飛行シーンなどのアクションシーンがより一層際立っている。
このたび解禁されたIMAX予告映像では、本作の挿入歌、荒井由実による「やさしさに包まれたなら」にのせて、35年以上の時を経ても蘇った本作の映像が展開していく。色褪せないワクワクやドキドキと、観客も共に空を駆けているかのような錯覚を覚えるほどの臨場感が、観るものすべてを瞬時に本作の世界へと誘う内容となっている。
また、IMAX上映を記念し、入場者プレゼントとしてIMAX劇場公開用ビジュアルポスター(A3サイズ)の配布が決定した。使用されているビジュアルは、本作の制作当時に描かれたイメージボードから、旅立ちの満月の夜に街を見下ろすキキの後ろ姿が描かれた神秘的なイラスト。IMAXの圧倒的なスケールで蘇る本作の世界を体感した思い出を、そのまま持ち帰ることができる特別な一枚となっている。
さらに、7月3日(金)からは、2週間限定で4Kデジタルリマスター版の全国47都道府県、116館での拡大上映、および本作としては世界初となるDolby Cinema上映が11館で実施される。高精細な映像とクリアな音響で蘇った本作を、ぜひ劇場で楽しんでほしい。
文/鈴木レイヤ
※宮崎駿の「崎」は「たつさき」が正式表記
