
韓国女子サッカーの象徴“雨に混じった涙”。痛恨のPK失敗、水原は1-2敗戦。ベレーザの決勝の相手は北朝鮮のネゴヒャン【女子ACL】
韓国女子サッカーの“象徴”が流した涙に、母国メディアも同情的にその心情を伝えている。
5月20日に水原総合運動場で開催された2025-26女子アジア・チャンピオンズリーグの準決勝で、水原FCウィメン(韓国)は、ネゴヒャン女子サッカー団(北朝鮮)と対戦。1-2で敗れ、決勝進出を逃した。
この一戦を韓国メディア『イデイリー』は、「“雨に混じった涙”誰がチ・ソヨンを責められようか...“もう一度、挑戦したい”」と見出しを打ち、試合を詳報した。
記事によれば、チ・ソヨンは水原FCの攻撃を陣頭指揮し、「鋭いパスとそのコースを見る広い視野、簡単に主導権を渡さないボールキープ能力、そしてベテランの妙。次元の違うプレーを披露した」という。なぜ、彼女が長年、欧州の舞台でも活躍し、韓国女子サッカーの象徴として君臨してきたかが分かるパフォーマンスだったと称賛した。
しかし、運命の瞬間はあまりにも残酷だった。1-2で迎えた79分、水原はPKを獲得。キッカーを務めたチ・ソヨンは相手GKの逆を突いたものの、無情にもゴールポストの外へ逸れた。
「予想外の結果に、チ・ソヨンは両手で顔を覆い、ひざまずいた」と、その時の様子を伝える同メディアは、「この日は一日中、多くの雨が降っていたが、チ・ソヨンの涙を隠すことはできなかった」とも。
試合後、ミックスゾーンで取材に応じたチ・ソヨンは、まだ感情が収まらない様子だったという。「PKを決められなかったことに、本当に責任を強く感じていて、たくさん来てくださったファンの方々にも申し訳ないです」と語る。
PKの場面では「練習のたびに成功させてきたし、自信があったので蹴ると言いました」と明かし、「相手のゴールキーパーの逆を突こうとして、タイミングを逃した」と振り返った。そして「言い訳の余地はありません」とし、「WKリーグで優勝して、再びAWCLに挑戦したいです」と再起を誓った。
試合後に流した涙の理由を問われると、「私がPKを決めていれば延長戦まで行けたし、選手たちも最善を尽くしました」と述べ、「その姿を見て、とても申し訳なく、感謝もしています。申し訳ないという言葉しかありません」と、チームメイトへの想いを口にした。
スタジアムには5,763人の観客が詰めかけ、女子サッカーとしては異例の光景だった。チ・ソヨンは「悪天候にもかかわらず、本当に多くの方が来てくださったのに、良い結果を得られず本当に申し訳ないです」と悔しがり、「試合中ずっと本当に幸せでした」と感謝の意も示した。
なお、決勝戦はネゴヒャンとWEリーグのベレーザが韓国の水原スポーツ・コンプレックスで相まみえる。試合は5月23日の14時にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】長谷川唯のダブルピース、猶本光の決めカット、熊谷紗希のキラキラネイル...なでしこジャパンFIFA公式ポートレートギャラリー
【記事】「決勝の後、全員でカップラーメンを食べた」中国女子代表主将が衝撃発言、“男女格差”に母国紛糾!「男子は3人のシェフがいて、毎日ナマコを食べているのにか」
【記事】「よくぞ言ってくれた!」川淵三郎氏の中国サッカーへの発言が現地で大反響!「日本人から指摘されて恥ずかしくないのか」
