・ド王道
そのジャレット・レト演じるAI兵士・アレスを中心に物語が展開されるのだが、ジャンル的には「王道SFアクション」といった感じ。そこにスパイス程度に「サスペンス」が加わっていた。
なので特に予備知識も必要なければ、小難しく頭をひねる必要もなし。上映中「長いな」と思うことなく走り切っていたので「アクション娯楽作品」としては十分な作品だと感じた次第だ。
また本作のキャッチコピーの1つとして推されている「ディズニーの新たなる映像革命を目撃せよ!」については「まあまあまあ」といったところだろうか?
確かに未来感のある映像ではあったが、1982年当時の人たちが目撃した「トロン」の衝撃とはやはり比べられまい。正直、革命的だとは思わなかった一方で「CG先駆者のプライド」は随所に見受けられた。
・2時間見切れる
ネタバレになるので物語の内容についてはあえて触れないが『トロン:アレス』を「人生観を変えるほどの傑作」とは言わない。ただ「2時間のSFアクション映画」とすれば優秀な作品ではないだろうか?
まとめると、鑑賞にあたり「トロン」と「トロン:レガシー」を予習せず、ぶっつけ本番で『トロン:アレス』を観ても「2時間はちゃんと楽しめる作品」としておきたい。ジャレット・レト、53歳とは思えなかったなぁ~。
というわけで、デート等にはおあつらえ向きの作品なのでタイミングが合えば、ぜひ劇場で鑑賞してみてはいかがだろうか? ディズニー最新作『トロン:アレス』は2025年10月10日(金)公開だ。
参考リンク:『トロン:アレス』
執筆:P.K.サンジュン
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