
元読売ジャイアンツ・堀内恒夫氏が20日、YouTubeチャンネル『エモヤンのフラーリ人生つまみ食い』に出演。NPBの選手契約の在り方について怒りをあらわにした。
■堀内氏が複数年契約に激怒発端は江本氏が不調の巨人・戸郷翔征について、「1回クビにして、年俸を800万円にしたらどうか」と提案したこと。
話を聞いた堀内氏は江本氏の発言には反応しなかったが、「結局、選手を甘やかしている。みんな複数年契約。獲ってくるときに永久雇用なんて決めるなよ。知ってるよ、そういうの、俺が監督のとき。外国人が来たって、どういう契約してるかも知らないんだよ。そんなおかしいでしょ」と怒りをぶつけた。
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■ポスティングにも怒りまた、フリーエージェント制度についても「球団の足元見てやりたい放題。あれもダメ」とバッサリ。
ポスティング制度にも「あんなの勝手に行ってんだから、何を日本で通算なんていうんだよ。アメリカでやってる勝ち星と日本の勝ち星は一緒じゃないんだよ、通算でいくらなんていうことはない。アメリカでは言わないでしょ。その点からも舐められてんだよ」と語った。
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■「甘やかしちゃダメ」複数年契約について堀内氏は「選手を守るのも大事ですよ。でも甘やかしちゃダメなの。選手も足元を見るわけですよ。もらわないよりも、たくさんもらったほうがいいわけだから。それをやっちゃダメなんですよ」と力説する。
さらに日本のプロ野球球団の規模は、読売でも「メジャーには勝てない」とし、「今のような状態でやってたら、必ず日本の野球はおかしくなりますよ。これだけお客さんが入ってきてくれて、収益が上がってるわけでしょ。赤字球団ほとんどないらしいから」と指摘。 「変なところに手を差し伸べるような感じ。あれは手を差し伸べているんじゃない、 甘やかし」と激怒していた。
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■選手の力が強くなったNPB堀内氏が指摘するようにフリーエージェント制度の導入で選手引き止めのため、年俸は爆発的に高騰。さらに複数年契約の要求や「2軍に落とされない契約」などもあるようで、経営者よりも選手の力が強くなった。
選手にとっては待遇が良くなり、金銭でも潤うため嬉しい風潮だが、一部ファンやOBからは堀内氏のように「おかしいのではないか」という意見も存在する。
とくに複数年契約は、締結後に成績を大きく落とすケースも多々見られた。選手がいなければ野球はできないが、経営母体がなければチームを存続することはできない。堀内氏が言うように、考え直さなければいけない部分もありそうだ。
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【今回の動画】堀内氏がNPBの契約形態に激怒■執筆者プロフィール佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
