
エンドロールは、本来なら物語の余韻に浸る時間のはず。ところが、その文字列の中に“異変”が紛れ込んでいたら――。
そんな不穏な発想をゲームに落とし込んだ短編ホラーゲーム「エンドクレジット」が、SNSを中心に注目を集めています。
下から上へと一定のスピードで流れるクレジットを凝視し、異変を見つけたら巻き戻す。無事に最後までスタッフロールを見終えることができればクリアとなる、いわゆる「8番出口」ライクなシステムが特徴です。さっそくこの不気味なエンドロールへと足を踏み入れてみました。
■ タイトル画面から仕掛けられる恐怖 静かに始まる違和感
ゲームを起動すると、かすれた「END CREDITS」のロゴとともに、「START」や「設定」などの選択肢が並ぶシンプルなタイトル画面が表示されます。しかし安心しているのも束の間、実はこのタイトル画面の時点からいきなりプレイヤーを驚かせる仕掛けが用意されており、初見プレイ時は思わずびっくりしてしまう方もきっと多いはず。
気を取り直してゲームを開始すると、重々しいBGMとともに黒い背景に白い文字のスタッフロールがゆっくりと上っていきます。
一見すると何もおかしいところはないように思えますが……注意深く画面を凝視していると、文字が徐々に巨大化していく現象を観測。これは間違いなく異変でしょう。
■ 異変を見つけたら「巻き戻す」 駆け引きのあるゲーム性
異変を発見した場合の対処法は、画面左側をクリック(またはタップ)してスタッフロールを「巻き戻す」ことです。異変が起きる前の段階まで映像を戻して再び再生し、文字の大きさや内容が正常に戻っていれば回避成功となります。
しかし、何でもかんでも巻き戻せば安全というわけではなく、巻き戻しを使いすぎるとオーバーヒートを起こし、一定時間巻き戻し操作が一切受け付けられなくなるというゲーム性のある制約も設けられています。そのため、しっかりと異変を見極めてから操作する的確さが求められます。
もし異変を見逃したままスタッフロールを最後まで進めてしまうと、画面に激しい砂嵐(スノーノイズ)が走り、ゲームオーバー。タイトル画面へと戻され最初からやり直しとなります。
おそらく初見では高確率で失敗を味わうことになるでしょうが、何度も繰り返しながら異変のパターンを覚え、クレジットの動きに敏感になっていく過程も本作の醍醐味と言えます。
■ 異変は全18個 コンプリート要素も充実
筆者も数回のやり直しの後、画面に全神経を集中させることで無事にスタッフロールを最後まで見終え、ゲームクリアにたどり着くことができました。
ゲーム内には、一目でわかる大胆な変化から、じっくりと目を凝らしていないと気づけない非常に細かな違和感まで、合計18個の異変が待ち構えています。一度見つけた異変は、タイトルの「異変一覧」から一覧で確認できるようになるため、すべての異変を自力でコンプリートするコレクション要素も楽しめます。
想定プレイ時間は10分程度となっており、PC環境からはもちろん、スマートフォンのブラウザからでも手軽にプレイ可能。見慣れたはずのスタッフロールがじわじわと恐怖に変わっていく、短編ながらもアイデアの光る作品となっています。
<参考・引用>
しゅんてさん(@shunte_two)
unityroom「エンドクレジット」
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026052107.html







