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ニックス大逆転勝利に指揮官は「ハーデンを狙っていた」と告白。一方キャブズ側は「交代させるなんて考えもしなかった」と動じず<DUNKSHOOT>

ニックス大逆転勝利に指揮官は「ハーデンを狙っていた」と告白。一方キャブズ側は「交代させるなんて考えもしなかった」と動じず<DUNKSHOOT>

現地時間5月19日(日本時間20日)、ニューヨーク・ニックスは、ホームのマディソンスクエア・ガーデン(MSG)にクリーブランド・キャバリアーズを迎え、イースタン・カンファレンス・ファイナル初戦へ臨んだ。

 試合はドノバン・ミッチェル率いるキャブズが善戦。第4クォーター残り7分52秒の時点で、この日最大の22点差(93-71)をつけていた。大差を追う展開に陥ったニックスの主将ジェイレン・ブランソンは、たとえこのゲームを落としても、最後まで戦い抜こうと仲間たちに伝えていたという。

「とにかく戦い続けよう。少しずつでも攻め続けるんだ。1回のポゼッションで逆転できるわけじゃないんだ」。そう語ったと試合後に明かしたブランソンは、その直後のポゼッションでフローターを成功。

 ここからニックスは怒濤のスコアリングショーで延長へと持ち込み、最終スコア115-104でキャブズを下した。
  第4クォーター残り7分45秒から延長終了までの約12分半で、なんとニックスは44-11の驚異的なランでキャブズをねじ伏せた。『Offside』によると、この間ニックスのオフェンシブ・レーティングは173.2で、キャブズは50.6と両極端な数値を記録している。

 44得点のうち、ブランソンがフィールドゴール成功率80.0%(8/10)で17得点をマークするなど、ニックスはチーム全体でも同75.0%(15/20)とオフェンスが爆発。試合後、マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は、疲労が蓄積しているジェームズ・ハーデンを“ハント”する作戦に打って出たと明かした。

「試合の流れに合わせて行動しないといけないこともある。相手もジェイレンに対して同じことをしようとしていたから、『よし、我々はこの作戦で勝負できる』と判断した。普段、こういう作戦はあまり取らないようにしているが、ジェイレンならそれができる気がした。我々がハーデンを狙っていたのは明らかだ」

 この試合でキャブズ最長の42分5秒コートに立ったハーデンは、フィールドゴール成功率31.3%(5/16)と苦戦。15得点、4リバウンド、3アシスト、ターンオーバーは6本を犯してしまった。 一方、守備面では196cm・100kgの体格と豊富な経験を活かし、ビッグマンのカール・アンソニー・タウンズへ好守を見せるなど奮戦。ローテーションでも穴になることは少なかった。

 だが、同じレフティーのブランソン(188cm・86kg)を守り切ることはできず、マッチアップ時はフィールドゴール成功率66.7%(8/12)で計17得点を献上。キャブズのケニー・アトキンソンHCは、最終クォーターのディフェンスが良くなかったこと、ボールの動きが止まってしまったことを要因に挙げるも、ハーデンをベンチへ下げる選択肢はなかったと語った。

「そうは考えていなかった。彼はこのプレーオフで、我々にとって最高のディフェンダーの1人なんだ。私は彼のことを信頼している。頭も切れるし、手の動きも素晴らしい。交代させるなんて考えもしなかった」

 これまで、ハーデンがリーグ有数のディフェンダーと評されたことは皆無に等しい。ただし、もともとフィジカルが強く、当たり負けしない肉体を持ち、ポジショニングも決して悪くはない。そんな36歳のベテランガードを信頼するアトキンソンHCは、敵将との“心理戦”とも言える環境下で、ハーデンへのネガティブな声をかき消した。
  ニックスはブランソンがゲームハイの38得点に5リバウンド、6アシスト、3スティールと爆発。さらにミケル・ブリッジズが18得点、5リバウンド、2スティール、タウンズが13得点、13リバウンド、5アシスト、ジョシュ・ハートが13得点、7リバウンド、OG・アヌノビーが13得点、5リバウンドをマーク。

 一方のキャブズは、ミッチェルが29得点、5リバウンド、6スティール、エバン・モーブリーが15得点、14リバウンド、3ブロックをマークするなど、計6選手が2桁得点をあげるも、手中に収めかけていた勝利を手放すこととなった。

 プレーオフは4戦先勝の7ゲームシリーズのため、ニックスが歴史的な逆転劇で第1戦を制したとはいえ、まだ勝者が決まったわけではない。

 ただ、アウェーで臨んだ初戦で上々の試合運びを見せていたキャブズにとって痛い敗戦になったことは事実。カンファレンス決勝デビュー戦でまさかの結末を迎えたミッチェルはこう話す。

「こんなことがあってはならない。でも起きてしまった。僕らは(このシリーズで)2日間に1試合プレーすることになる。ここで立ち止まって勢いを失わせたり、これまでやってきたことを台無しにしたりするわけにはいかないんだ」

 21日(日本時間22日)の第2戦で、キャブズはこの敗戦から立ち直ることができるのか。プレーオフ8連勝中と勢いに乗るニックスの本拠地MSGで、再び熱戦が見られそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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