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「風当たりが強いのはあります」と苦笑い。U-17中国を率いる浮嶋敏監督が異国の地で貴重な学び「僕自身もすごく鍛えられました」【現地発】

「風当たりが強いのはあります」と苦笑い。U-17中国を率いる浮嶋敏監督が異国の地で貴重な学び「僕自身もすごく鍛えられました」【現地発】


 サウジアラビアで開催されているU-17アジアカップで、現地5月22日に日本は決勝で中国と激突する。グルーステージの各組上位2か国に与えられる今秋のU-17ワールドカップ出場権を手にしているなかで、もう一つの目標であるアジア王者を目ざす。

 対戦相手の中国を率いるのは、日本人の浮嶋敏監督だ。見事な手腕でチームを22年ぶりのU-17W杯出場へ、そして決勝進出に導いた。

 前回の中国チームを率いた上村健一監督に続き、日本人指揮官として異国の地で戦っている。中国へ赴くきっかけは、FC東京に所属するMF高宇洋の父で、元中国代表の高升氏からのオファーだった。

 2024年にU-15中国代表の監督に就任。スタッフもタイミングを見ながら招聘し、湘南ベルマーレのU-18でコーチをしていた頃から信頼を置いていた石川桂氏や、川崎フロンターレでリーグ優勝などに貢献した二階堂悠分析担当コーチが入閣。清水エスパルスや横浜FCで指導に携わったアダウトGKコーチも招き、チームの強化に奔走した。

 とはいえ、言葉も文化も違う環境下で、選手たちを発掘して鍛え上げるのは簡単ではない。日本のように育成年代のリーグ戦が整備されておらず、スカウト網も張り巡らされているわけではなかった。浮嶋監督は言う。

「日本の場合はトレセン制度があって、良い選手がちゃんとリストに上がってくる。でも、中国の場合はチームに所属していなかったり、スクールでやっている選手もいた。チームに所属はしていても、リーグ戦がなかったりもする。

 定期的に選手をしっかりチェックできないことも多い。海外に選手がかなりいたりして、彼らをいかに見つけるかも大変で、そこのスカウティングの難しさはある。それで僕自身もすごく鍛えられました」
 
 だからこそ、日本の環境は恵まれていると再認識したという。

「日本の選手はすごく伸びている印象がある。リーグ戦があるかないかのところが一番大きいと思う。日本の普及、指導、育成は、日本にいる時は当たり前だと思ったけど、アジア全般を見て、一番優れているなと改めて感じました」

 さらに結果が出なければ、世論から批判の声が出るのも日常茶飯事。実際に今大会も開幕からインドネシアに負けて、日本にも敗れ、開幕2連敗でグループステージ敗退の危機に陥り、厳しい声が寄せられた。

「風当たりが強いのはあります」と苦笑いを浮かべた指揮官だが、グループステージ最終節でカタールに2-0で勝利。逆転でグループ2位に滑り込んだ。準々決勝では開催国のサウジアラビアを3-1で下し、準決勝ではオーストラリアに2-0で快勝。チームの勢いは最高潮に高まっている。

 注目のファイナルで、浮嶋監督はどのような采配を見せるか。日本を率いる小野信義監督は、横浜FCの育成年代で長きに渡って指導に携わった人物で、時期こそ被っていないが、自身もハマブルーのジュニアユース監督を務めたこともある。

 そうした巡り合わせも面白い。日本人指導者がアジアの舞台で頂点をかけて、熱いバトルを繰り広げる。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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